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フィッシュ&チップスに関する雑学!

イギリスの伝統的な揚げ物料理

皆さん、こんにちは!

今回はフィッシュ&チップスに関する雑学をご紹介します!

フィッシュ&チップスは、イギリスの食文化を代表する国民食として、世界中で親しまれている料理です。

揚げたての白身魚とホクホクのポテトが絶妙な組み合わせで、モルトビネガーやタルタルソースをかければ、
シンプルながらも奥深い味わいを楽しむことができます。

本記事では、フィッシュ&チップスの発祥や歴史、作り方、栄養価、健康効果、さらには雑学に至るまで、
深掘りしていきます。

 

フィッシュ&チップスの発祥

フィッシュ&チップスは、イギリスの伝統的な料理として広く知られています。

発祥は19世紀のイギリスで、魚とポテトを揚げたシンプルな料理が急速に人気を集めました。

主に労働者階級の人々が手軽に食べられる食事として重宝し、街のあちこちで「フィッシュ&チップス
ショップ(チッピー)」がオープンしました。

 

フィッシュ&チップスの歴史

この料理の歴史は、2つの要素から成り立っています。

ポテトのフライはフランスやベルギーからイギリスに伝わり、18世紀後半には定着しました。

魚のフライは、ユダヤ系移民が持ち込んだスペイン・ポルトガルの料理法に由来します。

この2つが融合し、現在のフィッシュ&チップスが誕生しました。

20世紀初頭までには、イギリス全土で広がり、第一次世界大戦中には安価なエネルギー源としてさらに普及
しました。

 

フィッシュ&チップスの作り方

フィッシュ&チップスの作り方はシンプルですが、ポイントは新鮮な白身魚(タラ、ハドックなど)を使う
ことです。

  1. 魚の準備
    白身魚の切り身に塩コショウで下味をつけます。

 

  1. 衣の準備
    小麦粉、ベーキングパウダー、冷水(またはビール)を混ぜて、サクサクの衣を作ります。

 

  1. 高温の油で揚げる
    油を180℃に熱し、衣をつけた魚を揚げます。
    黄金色になり、カリッとした食感が出るまで揚げ続けます。

 

  1. チップスの調理
    ジャガイモをスティック状に切り、2回に分けて揚げるのが本場の特徴です。
    最初は低温で調理し、次に高温でカリッと仕上げます。

 

  1. 盛り付け
    熱々の魚とチップスを盛り付け、塩とモルトビネガーをたっぷりかけて提供します。

 

フィッシュ&チップスの栄養価

フィッシュ&チップスは、魚の栄養価とジャガイモのエネルギーが組み合わさった食事です。

  • タンパク質
    白身魚は高タンパクで低脂肪。タラやハドックは優れたタンパク源です。

 

 

  • オメガ3脂肪酸
    魚に含まれるオメガ3脂肪酸は、心血管系の健康を促進します。

 

 

  • エネルギー
    ジャガイモは炭水化物の供給源で、エネルギーを補給します。

ただし、フィッシュ&チップスは揚げ物であるため、カロリーや脂肪の摂取量には注意が必要です。

適度な量を楽しむことで、バランスの取れた食事になります。

 

フィッシュ&チップスの健康効果

フィッシュ&チップスに含まれる栄養素は、次のような健康効果をもたらします。

  • 心臓病予防
    魚に含まれるオメガ3脂肪酸が、心臓病のリスクを低減します。

 

  • 骨の健康
    ビタミンDがカルシウムの吸収を促進し、骨の健康を保ちます。

 

  • 脳機能の向上
    魚のタンパク質やオメガ3脂肪酸は、脳の健康にも寄与し、認知機能をサポートします。

一方で、フィッシュ&チップスは油で揚げるため、脂肪やカロリーが高くなる傾向があります。

低カロリーで健康的に楽しむためには、少量を取り入れたり、揚げる油を選んだりすることが有効です。

 

モルトビネガー

フィッシュ&チップスを語る上で欠かせないのが「モルトビネガー」です。

イギリスでは、この濃厚で風味豊かなビネガーを揚げた魚やポテトにたっぷりとかけるのが伝統的なスタイルです。

モルトビネガーは、発酵させた大麦麦芽から作られ、ビールのようなコクが特徴です。

揚げ物の油っこさを中和し、さっぱりとした後味を加えるため、フィッシュ&チップスの味わいが一層引き
立ちます。

モルトビネガーをかける文化は19世紀のイギリスで広まったと言われており、特に労働者階級の間で手軽で
美味しい食事として親しまれてきました。

現在でもフィッシュ&チップスの専門店やレストランでは、ビネガーがテーブルに用意されており、好みに
応じて振りかけるのが一般的です。

 

国民食としてのフィッシュ&チップス

フィッシュ&チップスは、イギリスを代表する「国民食」として長い歴史を持ちます。

特に19世紀の産業革命時には、安価で手軽にエネルギーを補給できる食事として、工業都市で働く労働者たちに広まりました。

その後、イギリス全土にこの料理が普及し、1920年代には街のあらゆる場所にフィッシュ&チップスショップ(チッピー)が立ち並ぶほどの人気を誇りました。

現在は、イギリス国内だけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの旧イギリス植民地や、アメリカ、ヨーロッパ各地でも愛されています。

イギリスを訪れる観光客にとっても、フィッシュ&チップスは必ず試してみたい一品となっています。

特にイギリス沿岸部の漁港や小さな村では、現地で水揚げされた新鮮な魚を使った本場の味を楽しむことが
できます。

 

戦時中のフィッシュ&チップスの役割

第一次世界大戦第二次世界大戦の時期には、食料の配給制限が課される中でも、フィッシュ&チップスは
例外的に制限されませんでした。

その理由は、フィッシュ&チップスが安価で手軽にエネルギーを補給できるため、国民の生活を支える重要な役割を果たしていたからです。

特に兵士たちにとっても、フィッシュ&チップスは心の慰めになる食事でした。

戦場から戻ってきた兵士たちは、この伝統的な料理を食べることで、家庭の味や故郷を思い出し、士気を
高めることができたと言われています。

イギリス政府も、国民の士気を維持するためにこの料理を守り、戦時中でも食べられるように供給を維持
しました。

 

フィッシュ&チップスのギネス記録

フィッシュ&チップスは、そのシンプルで美味しい組み合わせが世界中で親しまれていますが、ギネス記録に残るほどの大規模な調理も行われてきました。

2004年にイギリスで作られた「世界最大のフィッシュ&チップス」は、約45kgの重量を誇り、見事ギネス世界記録に認定されました。

この巨大なフィッシュ&チップスは、イギリスの食文化を祝うイベントで披露され、揚げられた魚の大きさや大量のチップスが会場を驚かせました。

この記録挑戦は、イギリス人にとってフィッシュ&チップスがどれほど大切な存在であるかを象徴しており、国民的な料理としての地位を再確認させるものとなりました。

 

おわりに

フィッシュ&チップスは、イギリスの歴史や文化に深く根付いた料理であり、庶民の食事から国民食へと発展してきました。

モルトビネガーをかけて楽しむこの料理は、戦争時代にも国民を支え、今では世界中で愛されています。

また、ギネス記録にも挑戦されるほどの人気料理であり、シンプルながらも奥深い魅力を持っています。

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

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