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イチョウに関する雑学!

秋を彩る太古から存在する樹木

皆さん、こんにちは!

今回はイチョウに関する雑学をご紹介します!

イチョウは、独特の扇形の葉と、秋に鮮やかな黄金色に染まる姿で広く知られています。

この木は何千年もの間地球に存在し、現代でも街路樹や庭園でその存在感を放ち続けています。

驚くべきことに、イチョウは強い生命力を持ち、特に日本では長寿の象徴として崇められています。

この記事では、イチョウの起源や分布、特徴、そして意外な活用方法や雑学について詳しくご紹介します。

 

イチョウの起源と分布

イチョウ(銀杏)は、約2億年前のジュラ紀から存在しているとされ、現存する最古の樹木の一つです。

イチョウは恐竜がいた時代から生き延びた「生きた化石」としても知られ、同じ系統の植物はすべて絶滅してしまいましたが、イチョウだけが生き残りました。

その起源は中国とされ、中国では古くから庭園や寺院に植えられていました。

現在、イチョウは世界中に分布しており、日本でも非常に親しまれています。

日本にはお寺や神社、街路樹として多く植えられ、秋になると鮮やかな黄色に紅葉し、秋の風物詩となって
います。

 

イチョウの特徴

イチョウには以下のような特徴が見られます。

  • 葉の形状
    扇形の特徴的な葉があり、秋には黄金色に美しく紅葉します。
    葉は独特な形をしており、1本の茎に2つの葉脈が分かれており、名前の由来となった「二葉(ふたば)」とも関連しています。

 

  • 耐久性
    イチョウは非常に耐久性が強く、都市部の汚染や土壌の悪条件にも耐えられるため、街路樹としてもよく利用されます。
    1945年の広島の原爆投下後も、被爆地近くのイチョウが再び芽吹き、再生力の強さが注目されました。

 

  • 雌雄異株
    イチョウは雌株と雄株が別々に存在し、雌株は秋に銀杏と呼ばれる実をつけます
    雄株は実をつけませんが、どちらも街路樹として見られます。

 

イチョウの活用方法

イチョウは街路樹以外にも様々な活用方法があります。以下では具体例を示します。

  • 食用
    イチョウの実である銀杏は、食用として広く親しまれています。
    日本では茶碗蒸しや串焼きなど、料理の材料として使われます。
    ただし、生のままでは毒性があるため、加熱処理が必要です。
    適量を摂取することで栄養価も高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます

 

  • 薬用
    イチョウの葉は、古くから中国の伝統医学において血行促進や抗酸化作用のある薬草として利用されて
    きました。
    現代では、イチョウ葉エキスがサプリメントとして認知され、特に脳の血流を改善し、記憶力や認知機能の向上に効果があるとされています

 

  • 街路樹・観賞用
    日本では、街路樹や公園の木として広く植えられています。
    秋になるとイチョウ並木が黄金色に輝き、観光地としても注目されるスポットが多いです。
    神宮外苑や京都の寺院など、全国に美しいイチョウ並木が見られます。

 

長寿のシンボル

イチョウは、非常に長命な木として知られ、樹齢1,000年以上に達する木も珍しくありません。

日本各地の神社や寺院に植えられているイチョウの多くは、こうした長寿の木です。

特に神聖な場所に植えられたイチョウは「御神木」として崇められ、長寿や繁栄の象徴とされています。

例えば、京都の北野天満宮や、奈良県の神社にある樹齢1,000年以上のイチョウの木が有名です。

このようなイチョウの木は、地域の人々からも大切にされ、保護されています。

また、イチョウは大気汚染や厳しい環境にも強く、都市部でも街路樹として利用されることが多く、長く生き続けるその姿から「生命力の象徴」としても捉えられています。

 

メスの銀杏のにおい

イチョウの雌株がつける実である銀杏は、熟すと独特の強烈なにおいを放つことで有名です。

特に秋になると、このにおいが街路樹などのイチョウの下で感じられることがあります。

銀杏の外皮には酪酸が含まれており、これが腐敗臭に似た強烈なにおいの原因です。

しかし、銀杏の実の内側、つまり種子の部分は食用として古くから親しまれています。

銀杏は茶碗蒸しや串焼きとして用いられ、特に日本料理で頻繁に登場します。

適切に調理すれば、独特のもちもちした食感と淡白な風味が楽しめます。

ただし、銀杏は大量に食べると中毒を引き起こすことがあるため、適量を守って食べることが重要です。

 

カナダの楓に似ているが異なる

イチョウの葉は扇形で、秋になると鮮やかな黄金色に染まります。

その美しい紅葉の様子がカナダの国旗に描かれた楓(メープル)の葉に似ていることから、時に混同される
ことがあります。

しかし、イチョウと楓は植物学的には全く異なる系統に属しています。

楓はカエデ科に属し、メープルシロップの原料として有名です。

一方、イチョウイチョウ科の唯一の現存種で、他のどの植物とも異なる独特の進化をしてきました。

このため、見た目が似ている部分があるものの、全く異なる植物であることが理解されています。

 

生命力の象徴

イチョウの生命力の強さは、1945年の広島原爆の後に発見されました。

原爆の爆風によって広島市内の多くの植物が壊滅的な被害を受ける中、イチョウの木だけが生き残り、その後再び芽吹きました。

この驚くべき再生力から、イチョウは「不死の木」として知られ、世界中からも注目を集めました。

現在でも広島市内にはこの「被爆イチョウ」として保存されている木がいくつかあり、平和と復興の象徴と
されています。

 

秋の象徴

イチョウは秋の風物詩として日本全国で親しまれています。

イチョウの葉が黄金色に染まる様子は、多くの観光地や公園で見られ、その鮮やかな光景は秋を象徴するものとして愛されています。

特に東京の神宮外苑大阪城公園、京都の寺院周辺のイチョウ並木は、紅葉シーズンに多くの観光客が訪れるスポットです。

また、イチョウの葉が舞い落ちる「落葉」の風景も美しく、写真撮影の人気スポットにもなっています。

これらの場所は、紅葉を楽しむために全国から訪れる人々が多く、秋の観光名所としても知られています。

 

おわりに

イチョウは古代から存在し、耐久力の高い木として、食用、薬用、観賞用に広く利用されてきました。

秋の鮮やかな紅葉や生命力の強さは、多くの人々に親しまれ、特に日本や中国では文化的に重要な役割を
果たしています。

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

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