日本伝統のボードゲームの世界
皆さん、こんにちは!
今回はすごろくに関する雑学をご紹介します!
すごろくは、シンプルなルールながら奥深い楽しさを持つ日本の伝統的なボードゲームです。
家族や友人と集まって楽しむ時間は、世代を超えたコミュニケーションの場としても魅力的です。
本記事では、すごろくの発祥と歴史、遊び方、現代におけるその存在意義や面白い雑学をご紹介します。
すごろくの発祥と歴史
すごろくの起源は、古代エジプトの「セネト」というゲームにさかのぼると言われています。
日本では、奈良時代に中国から伝わった「盤双六(ばんすごろく)」が最初の形態とされ、平安貴族の間で
人気を博しました。
江戸時代になると、現在私たちが親しむ「絵双六(えすごろく)」が登場しました。
これは、紙に印刷されたマス目を進む形式で、教育的な要素が含まれ、子どもから大人まで楽しめる娯楽
として広まりました。
すごろくの遊び方
すごろくの基本ルールはとてもシンプルです。サイコロを振り、出た目の数だけコマを進めます。
マス目には「1回休み」や「スタートに戻る」といった指示が書かれていることが多く、ゴールに到達するまでの運と戦略が勝敗を左右します。
現代では、テーマ別のすごろくも多く、歴史や地理を学べるものやキャラクターが登場するものも人気です。
現代のすごろくとその魅力
デジタルゲームが普及した現代においても、すごろくは家族団らんのひとときを演出するものとして愛されています。
お正月や節句の行事の際に、昔ながらのすごろくを広げる光景は日本の伝統的な家庭文化の一環です。
また、デジタル版すごろくとして「桃太郎電鉄」などのゲームが若者の間でも親しまれており、新しい形でのすごろくの楽しみ方が広がっています。
最古のすごろく:平安時代の「盤双六」
すごろくの最古の形態は、「盤双六(ばんすごろく)」です。
これはサイコロを使って盤上の駒を動かす戦略的なゲームで、中国の「バックギャモン」に似たルールが特徴です。
このゲームは奈良時代に日本に伝わり、平安時代には貴族の娯楽として親しまれていました。
『源氏物語』や『枕草子』といった平安文学にもすごろくを楽しむ様子が描かれており、当時の文化的豊かさを象徴する遊びの一つとして位置付けられていました。
しかし、盤双六は運と戦略を要するため、「賭け事」にも用いられ、鎌倉時代には禁止令が出されることも
ありました。
双六の日
「双六の日」は1月6日とされ、日本の伝統文化としての双六を再評価する日となっています。
この日は、お正月遊びとしてすごろくを楽しむ家庭が多い時期であることに由来しています。
双六の日には、絵双六(紙に印刷されたタイプ)を家族で広げたり、地域のイベントで伝統的な双六が取り
上げられることもあります。
近年では、古典的なすごろくの復刻版や新しいデザインのすごろくが販売されるなど、この文化が現代にも
受け継がれています。
江戸時代の「教育すごろく」
江戸時代になると、すごろくは単なる娯楽だけでなく、教育ツールとしても活用されました。
文字や地理、道徳、歴史を学べる内容が盛り込まれた「教育すごろく」が作られ、子どもたちの学びの場
として親しまれました。
例えば、「日本地図すごろく」は、日本の各地を回る形式で地理知識を深める内容でした。
また、商人や武士の心得を学ぶ道徳すごろくも存在しました。
これにより、遊びながら知識を得るという教育効果が期待されていました。
世界に広がる「Japanese board game」
すごろくは「Japanese board game」として海外でも紹介され、日本文化を象徴するアイテムの一つとして
注目されています。
特に絵双六は、浮世絵のようなデザインが海外のアート愛好家にも人気で、観光客がお土産として持ち帰る
ことも多いです。
また、デジタル技術を活用した現代版のすごろくゲームが海外のゲーマーにも受け入れられており、「桃太郎電鉄」や「いただきストリート」のようなゲームが国際市場でも販売されています。
これにより、日本の伝統的なゲーム文化が新しい形で世界に広がっています。
おわりに
すごろくは、単なるゲームを超えて、日本の文化や歴史を体感できる素晴らしいツールです。
家族や友人と共に楽しむことで、世代を超えた絆を深めることができるでしょう。
次の機会には、ぜひすごろくを広げてその魅力を再発見してみてはいかがでしょうか?
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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