野球に似た室内で楽しまれていた球技
皆さん、こんにちは!
今回はソフトボールに関する雑学をご紹介します!
ソフトボールは、野球と似たルールを持ちながらも、独自の戦略やスピーディな展開が魅力のスポーツです。
特に日本は、女子ソフトボールが世界トップクラスの実力を誇っており、オリンピックでも大きな注目を集めました。
しかし、ソフトボールの歴史や男子競技の実力についてはあまり知られていません。
本記事では、ソフトボールの発祥から、日本の活躍、世界での競技事情まで詳しく紹介します。
ソフトボールとは?
ソフトボールは、野球に似たスポーツですが、使用するボールが大きく、投球が下手投げ(アンダースロー)である点が特徴です。
野球よりも狭いフィールドで行われ、試合のテンポが速いため、初心者でも比較的プレーしやすいスポーツとして人気があります。
また、オリンピック競技としても採用されており、日本女子代表チームは2008年北京五輪、2021年東京五輪で金メダルを獲得し、日本国内でも大きな注目を集めました。
ソフトボールの歴史
ソフトボールの起源は、1887年にアメリカ・シカゴで誕生した「インドア・ベースボール」とされています。
当初は室内で行うスポーツでしたが、屋外でもプレーされるようになり、名称も「ソフトボール」に変更されました。
1926年にアメリカで正式なルールが整備され、1933年には「全米ソフトボール協会(ASA)」が設立され、世界的なスポーツとして発展していきました。
日本には1930年代に伝わり、戦後に学校教育や企業チームを中心に広まりました。
ソフトボールのルールと特徴
ソフトボールは基本的に野球と似ていますが、いくつかの違いがあります。
- ボールとバット
ソフトボールのボールは直径約9〜12インチ(約23〜30cm)で、野球よりも大きく柔らかいです。
バットは短めで、軽量なものが多いです。
- 試合形式
1チーム9人制(ファストピッチ)または 10人制(スローピッチ) で、試合は7回制です。
投球方法はアンダースロー(下手投げ)です。
- 3つのソフトボールの種類
・ファストピッチ(競技用)
投手が速い球を投げ、守備・打撃ともに高度な技術が求められます。
・スローピッチ(レクリエーション用)
ボールをゆっくり投げるため、初心者でも打ちやすく、楽しみやすいです。
・モディファイドピッチ
ファストピッチとスローピッチの中間的なスタイルです。
ソフトボールの戦略と魅力
ソフトボールは単なる打撃と守備のスポーツではなく、緻密な戦略が求められます。
- ピッチャーの役割
ファストピッチでは、投手が試合の主導権を握ることが多いです。
彩な変化球(ライズボール、ドロップボールなど)を駆使して打者を抑えます。
日本と世界のソフトボール
ソフトボールは、世界各国で楽しまれており、特に女子競技では日本が強豪国の一つです。
オリンピックでは、2008年北京五輪にて日本代表がアメリカを破り、初の金メダル獲得しました。
また、2021年東京五輪でも再びアメリカを破り、2度目の金メダルを獲得しました。
世界大会では、日本、アメリカ、オーストラリアなどが強豪国として知られています。
国内リーグ(JDリーグ)では、日本国内にはプロリーグ「JDリーグ(ジャパン・ダイヤモンド・リーグ)」があり、企業チームがしのぎを削ります。
ソフトボールは元々室内競技だった!
ソフトボールの起源は、1887年のアメリカ・シカゴにさかのぼります。
当時、感謝祭の日に ハーバード大学とエール大学のアメリカンフットボールの試合を観戦していた人々 が、
試合後に室内で即席の野球を楽しもうと考えたのが始まりです。
この時使われたのは、ボクシングのグローブを丸めたものをボール代わりにし、バットの代わりに棒を使い
ました。
狭い体育館でも安全にプレーできるようにルールが調整され、これが 「インドア・ベースボール」 として、
広まっていきました。
その後、屋外でもプレーされるようになり、1926年に「ソフトボール」という名称が正式に採用 されました。
現在でも、アメリカや日本では「インドア・ソフトボール」として体育館などでプレーする形式があります。
日本は男子ソフトボールも強い!
ソフトボールというと女子競技が注目されがちですが、日本の男子ソフトボールは世界トップレベルの実力を持っています。
日本男子ソフトボールの実績は以下の通りです。
- 世界男子ソフトボール選手権(WBSC Men's Softball World Cup)
1979年と2000年に準優勝(世界2位)
2019年大会では銅メダル(世界3位) - アジア男子ソフトボール選手権(Asian Men's Softball Championship)
1991年以降、ほぼすべての大会で優勝
男子ソフトボールの特徴
- 女子よりもボールのスピードが速く、パワフルなプレーが多い
- 日本の男子ソフトボールリーグもあり、企業チームを中心に競技レベルが高い
- 一般的に野球経験者が多くプレーしているため、技術レベルが高い
男子ソフトボールはメディアで取り上げられる機会が少ないですが、日本は世界的に見ても強豪国であり、
今後さらに注目される可能性があります。
アメリカでは草野球感覚で楽しまれる
アメリカではソフトボールは競技スポーツだけでなく、レクリエーションとしても広く楽しまれています。
特に人気なのが スローピッチ・ソフトボールで、以下の特徴があります。
- ピッチャーは 山なりのボール(アンダースロー) を投げる
- ボールが打ちやすく、試合展開が穏やか
- 会社の同僚や友人同士で気軽にプレーできる
アメリカでは、会社対抗ソフトボールリーグや地域コミュニティの大会などが数多く存在し、プロのスポーツとは異なる形で親しまれています。
また、MLB(メジャーリーグ)の選手もオフシーズンにソフトボールをプレーすることがある ほど、アメリカでは身近なスポーツです。
特に大人向けのリーグでは、ビール片手に楽しくプレーする「ビアリーグ・ソフトボール(」という文化も
あり、社交の場としての役割も果たしています。
おわりに
ソフトボールは、初心者でも気軽に楽しめる一方で、競技レベルでは高度な技術や戦略が求められる奥深い
スポーツです。
特に、日本女子代表チームの活躍をきっかけに、多くの人が関心を持つようになりました。
「野球は難しそう…」「運動を始めたいけど何をやればいいか分からない」という人にも、ソフトボールは
オススメのスポーツです。
チームワークの楽しさ、戦略の奥深さを体験しながら、ぜひプレーしてみてください!
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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