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硫黄島に関する雑学!

硫黄島の真実

皆さん、こんにちは!

今回は硫黄島に関する雑学をご紹介します!

太平洋戦争の激戦地として知られる硫黄島(いおうとう)。

この小さな島は、日本とアメリカの歴史に深く刻まれた場所です。

しかし、硫黄島の歴史は戦争だけではありません。

地形や自然、現在の姿まで、硫黄島の知られざる一面を探ってみましょう。

 

硫黄島の基本情報

硫黄島は、東京都小笠原村に属する火山島で、日本本土から約1,200km南に位置しています。

面積は約23㎢と小さいものの、歴史的に重要な役割を果たしてきました。

現在は自衛隊の管理下にあり、一般人の立ち入りは制限されています。

 

硫黄島の歴史

硫黄の採取と住民の生活(戦前)

硫黄島はその名の通り、かつて硫黄の採取が行われていました。

戦前は数百人の日本人が住んでおり、農業や漁業を営んでいました。

しかし、戦況の悪化により、1944年には全住民が島を離れざるを得ませんでした。

 

太平洋戦争の激戦地(1945年)

硫黄島は、第二次世界大戦中の太平洋戦争において、日米の激戦地となりました。

1945年2月19日から3月26日にかけて、アメリカ軍が日本軍の守る硫黄島に上陸しました。

硫黄島の戦い」として知られるこの戦闘では、日本軍約2万名の内ほとんどが戦死し、アメリカ軍も6,800人以上の犠牲を出しました。  

特に栗林忠道中将率いる日本軍は「最後の一兵まで戦う」覚悟で徹底抗戦し、地下壕を駆使したゲリラ戦を
展開しました。

現在でも島の地下には、多数の壕が残されています。

 

現在の硫黄島(戦後)

戦後、硫黄島はしばらくアメリカの管理下に置かれていましたが、1968年に日本へ返還されました。

現在は自衛隊基地が設置され、島の環境保全戦没者の慰霊活動が続けられています。

遺骨収集も進められていますが、今なお多くの遺骨が地下に眠っていると言われています。  

 

硫黄島の読み方問題:「いおうじま」か「いおうとう」か?

硫黄島」の正式な読み方は「いおうとう」ですが、かつては「いおうじま」とも呼ばれていました。

第二次世界大戦中、米軍の記録や日本軍の報告書などでは「いおうじま」と表記されることが多く、戦時中の日本国内でも「いおうじま」の呼び方が広まっていました。

そのため、現在も年配の方などは「いおうじま」と呼ぶことがあります。

戦後、硫黄島に住んでいた元住民への聞き取り調査が行われた際、彼らが「いおうとう」と呼んでいたことが確認されました。

そのため、2007年に国土地理院の地名表記が「いおうとう」に正式統一されました。

💡補足:「じま」と「とう」の違い

日本語では「島(しま/とう)」と読むことができますが、例えば「鬼界島(きかいじま)」や「隠岐島
(おきのしま)」のように「じま」と読む例も多くあります。

「とう」と読む場合は、比較的古い発音が残っていると考えられています。

 

映画『硫黄島からの手紙』と硫黄島の戦い

クリント・イーストウッド監督は、硫黄島の戦いをアメリカ側と日本側の視点から2本の映画で描きました。

 

この映画は、日本兵を一方的な敵としてではなく、家族を想いながら苦境に立ち向かった人間として描いた
ことで、世界的に高く評価されました。

特に渡辺謙演じる栗林忠道のキャラクターは、日本国内でも感動を呼びました。

 

硫黄島は今も火山活動中

硫黄島は活発な火山活動が続く島で、現在も地形が変化し続けています。

  • 地熱が高い!
    砂浜を掘ると数cmで高温の蒸気が噴き出し、場所によっては100℃近くにもなります
    そのため、キャンプなどの通常の観光ができない島となっています。

 

  • 島全体が年々隆起!
    硫黄島は地下のマグマの影響で、島全体が少しずつ隆起しています
    実際に20世紀初頭と比べると、数mも地形が高くなっています

 

  • 噴火の危険性も?
    硫黄島周辺では地震活動が活発で、2021年には海底噴火が発生し、新たな陸地が形成されました
    このように、硫黄島周辺は今も地質変動が続いているエリアです。

 

おわりに

硫黄島は、歴史的にも地質学的にも特別な島であり、日本の過去を語る上で欠かせない存在です。

現在も遺骨収集や慰霊活動が続くこの島は、単なる戦跡ではなく、平和の大切さを考えさせる場所です。

硫黄島の歴史を知ることは、未来への大切な一歩かもしれません。

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!