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ビスケットに関する雑学!

サクッとした食感と甘さが魅力のお菓子

皆さん、こんにちは!

今回はビスケットに関する雑学をご紹介します!

サクッとした食感と甘さが魅力のビスケット。

紅茶と一緒に楽しむお菓子として親しまれていますが、その起源は意外にも古く、世界中で様々な種類が誕生しています。

ビスケットの歴史や特徴を知れば、いつものおやつがもっと楽しくなるかもしれません。

 

ビスケットの発祥と歴史

「ビスケット(Biscuit)」という言葉は、ラテン語の 「bis coctus(2度焼かれた)」 に由来します。

これは、保存性を高めるために2回焼く製法から名付けられました。

古代エジプトギリシャ・ローマ時代には、既に小麦を焼いて乾燥させた保存食が存在していました。

中世ヨーロッパになると、船乗りや兵士のために「ハードタック」と呼ばれる固いビスケットが作られ、長期保存が可能な食料として重宝されていました。

18世紀の産業革命により、オーブン技術が発展し、イギリスでバターや砂糖を加えた「ソフトビスケット」が誕生しました。

一方で、19世紀アメリカでは、イギリスとは異なり、ビスケットはふわっとしたパンのような焼き菓子を指すようになりました。

日本では、16世紀にポルトガルの宣教師によって、ビスケットが伝わりました。

明治時代に本格的な製造が始まり、「森永製菓」や「グリコ」などの企業がビスケット市場を開拓しました。

 

ビスケットの作り方

材料(約20枚分)
  • 薄力粉:200g

  • バター:100g

  • 砂糖:50g

  • 卵:1個

  • ベーキングパウダー:小さじ1

  • バニラエッセンス:数滴(お好みで)
作り方
  1. バターと砂糖を混ぜる:クリーム状になるまでよく混ぜます。

  2. 卵を加える:よく混ぜて均一にします。  

  3. 粉類を加える:薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ひとまとめにします。

  4. 生地を寝かせる:冷蔵庫で30分ほど休ませます。

  5. 成形して焼く:170℃のオーブンで15〜20分焼きます。

チョコチップやナッツを加えると風味が増します。

また、砂糖を控えめにして、全粒粉やオートミールを加えるとヘルシーです。

 

ビスケットの栄養価(100gあたりの平均値)

ビスケットには、以下のような栄養価が含まれています。

  • カロリー:約450 kcal

  • 炭水化物:60g

  • タンパク質:6g

  • 脂質:18g

  • 食物繊維:2g

  • カルシウム:20mg

  • 鉄分:1.5mg

ビスケットは、炭水化物が多いため、エネルギー補給に向いていますが、脂質も多めなので、食べすぎには
注意です。

全粒粉を使用すると食物繊維が増え、腸内環境を整えられます。

 

ビスケットの健康効果

ビスケットには、以下のような健康効果が期待できます。

  • エネルギー補給に最適
    炭水化物が豊富で、登山やスポーツ時の補給食に向いています。
    昔の船乗りが食べていたように、長期保存可能で携帯しやすいです。

 

  • 精神的なリラックス効果
    甘さがあるため、ストレス軽減や気分の安定に貢献します。
    コーヒーや紅茶と一緒に食べることで、ホッとする時間を作れます。

 

  • 食物繊維で腸内環境を整える(全粒粉ビスケットの場合)  
    通常のビスケットよりも、全粒粉やオートミールを使うと食物繊維が増えます。
    腸の調子を整え、便秘の予防に繋がります。  

市販のビスケットは、砂糖・脂質が多いため、食べ過ぎると肥満の原因になることもあります。

健康志向の人は、手作りや糖質オフのビスケットを選ぶのがオススメです。

 

世界最古のビスケット

世界で最も古いビスケットは、1851年に沈没したイギリスの船から引き揚げられた「ハードタック」(軍用
ビスケット)です。

ハードタックは、軍隊や船乗りが携帯していた、長期保存が可能な硬いビスケットです。

基本的な材料は小麦粉・水・塩のみで、油や砂糖を使わないため腐敗しにくく、数十年〜100年以上の保存も可能です。

このハードタックは、1851年に沈没したイギリス船「HMS Birkenhead」のものとされており、現存する最古のビスケットとして記録されています。

博物館に展示されており、状態は良好ですが、食べられるかは不明です。

さらに古いものとして、19世紀の南極探検隊が携帯していたビスケットも発見されています。

 

クッキーとビスケットの違い

「ビスケット」と「クッキー」は似ていますが、国によって意味が異なります。

  • イギリス・日本での違い
    ビスケット:軽くてサクサクした食感、やや硬め(例:マリー、リッツ)
    クッキー:バターや砂糖が多く、しっとり系(例:チョコチップクッキー)

 

  • アメリカでの違い
    ビスケット:パンのようなフワッとした食感(例:朝食に食べるバタービスケット)
    クッキー:サクサク・しっとりした甘い焼き菓子

 

  • 簡単な覚え方
    アメリカでは「ビスケット=パン」
    イギリス・日本では「ビスケット=サクサクした焼き菓子」

 

2月28日は「ビスケットの日」

「ビスケットの日」は、日本ビスケット協会によって制定され、ビスケットに関するイベントやキャンペーンが行われることもあります。

この日は1855年安政2年)、水戸藩士・柴田方庵がオランダ人からビスケットの製法を学び、日本で初めて本格的なビスケット作りを指導した日とされています。

柴田が学んだビスケットは、現在のような甘いものではなく、保存食としての乾パン(クラッカーのような
ビスケット)に近いものだったと考えられています。

明治時代になると、日本でもビスケットの製造が本格化しました。

森永製菓(1899年)やグリコ(1922年)などの企業が誕生し、甘いビスケットが普及しました。

現在では、日本独自のビスケット文化が発展し、抹茶味や和風フレーバーのものも人気です。

 

世界最大のビスケット

世界最大のビスケットは、1991年にイギリスで製作されました。

その大きさは、面積が約400㎡(テニスコート1面以上のサイズ)で、重さが約2トンもありました。

このビスケットは、イギリスの大手菓子メーカーがプロモーションとして製作したもので、巨大なオーブンを使い、特別な方法で焼かれ、その後は多くの人に分けられ、実際に食べられたとされています。

ちなみに、世界一長いビスケットはフランスで作られた、長さ約30mのビスケットロールです。

また、世界一高価なビスケットは1912年のタイタニック号沈没時に救命ボートに積まれていたビスケットが、オークションで約230万円で落札されました。

 

おわりに

シンプルながらも奥深いビスケット。

国ごとに特徴が異なり、歴史や製法を知ることで、より一層楽しめる食べ物です。

次のおやつタイムには、いつものビスケットを手に取りながら、その背景や歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

ちょっとした知識をプラスすることで、いつもの味がさらに特別なものになるかもしれません。

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!