一年の健康を願う日本の伝統食
皆さん、こんにちは!
今回は七草粥に関する雑学をご紹介します!
新年を迎え、お正月のごちそうを楽しんだ後、1月7日に食べる七草粥。
この伝統的な料理には、どのような意味が込められているのでしょうか?
今回は、七草粥の由来や歴史、健康効果、そしておいしく作るコツをご紹介します。
七草粥の由来とは?
七草粥は、1月7日の「人日(じんじつ)の節句」に食べる習慣として、日本に古くから伝わっています。
この風習は、元々中国の「七種菜羹(しちしゅさいこう)」という、七種類の野菜を入れたスープを食べる
習慣が由来とされています。
日本では平安時代に宮中行事として取り入れられ、江戸時代になると庶民にも広まりました。
お正月の暴飲暴食で疲れた胃腸を休め、無病息災を願う意味が込められています。
七草とは?
春の七草と呼ばれる七種類の野菜には、それぞれ健康に良い効能があります。
- せり(芹):食欲増進・血流改善
- なずな(薺・ぺんぺん草):利尿作用・解熱効果
- ごぎょう(御形・ハハコグサ):咳止め・風邪予防
- はこべら(繁縷・ハコベ):口内炎予防・整腸作用
- ほとけのざ(仏の座・コオニタビラコ):健胃効果・整腸作
- すずな(菘・かぶ):消化促進・ビタミン豊富
- すずしろ(蘿蔔・大根):胃腸の調子を整える・解毒作用
これらの野菜を入れたお粥を食べることで、年の初めに体をリセットし、健康を願うというのが七草粥の意味です。
七草粥の作り方
材料(2〜3人分)
- ご飯:茶碗1杯(約200g)
- 水:600ml
- 春の七草:1パック(市販のものでもOK)
- 塩:少々
作り方
- お粥を炊く
鍋に水とご飯を入れ、弱火でコトコト煮ます。 時々かき混ぜながら10〜15分煮ます。
- 七草を加える
刻んだ七草を加え、さらに2〜3分煮ます。最後に塩で味を調えて完成です。
七草は火を通しすぎると風味が飛ぶので、最後に加えるのがコツです。
また、お米から炊く場合は、水の量を増やし、40分ほど弱火で煮るとトロトロのお粥になります。
七草粥のアレンジレシピ
「シンプルな七草粥に飽きた」という方には、以下のアレンジもオススメです。
- 和風だし仕立ての七草粥
昆布だしやかつおだしを加えて、旨みたっぷりに仕上げます。 - 卵入り七草粥
仕上げに溶き卵を加えると、まろやかな味わいになります。 - 鶏だし七草雑炊
鶏ガラスープで炊き、鶏肉やしょうがを加えると、滋養たっぷりの一品になります。
おわりに
七草粥は、お正月の食べ過ぎをリセットし、1年の無病息災を願う伝統食です。
今年の1月7日は、ぜひ七草粥を食べて、健康な一年のスタートを切りましょう!
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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