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赤福に関する雑学!

300年以上愛される和菓子

松阪屋より

皆さん、こんにちは!

今回は赤福に関する雑学をご紹介します!

日本全国には多くの銘菓がありますが、その中でも三重県伊勢地方の代表的な和菓子と言えば赤福です。

江戸時代から続くこの銘菓は、伊勢神宮への参拝客に愛され続け、今では全国的にも知られる和菓子となっています。

この記事では、赤福の歴史、特徴、製造方法、販売店舗、豆知識について詳しく紹介します。

 

赤福の歴史:伊勢神宮とともに歩んだ300年

赤福の誕生は江戸時代中期の1707年(宝永4年)にまでさかのぼります。

創業者の「御福餅屋」が伊勢神宮門前町に店を構え、「赤福餅」として販売を始めました。

当時、伊勢神宮へのお参り(お伊勢参り)は庶民の憧れであり、多くの旅人が訪れました。

長旅の疲れを癒す甘い餅として、赤福餅は大人気となり、江戸時代から広く知られるようになりました。  

その後、商号を「赤福」に改め、現在に至るまで変わらぬ味を提供し続けています。

 

赤福餅の特徴

赤福餅は、こしあん・お餅・形状の3つの特徴が際立つ和菓子です。

  • 滑らかなこしあん
    北海道産の小豆を使用し、甘さ控えめで口どけのよいこしあんが特徴です。
    一つひとつ丁寧に作られたあんこは、滑らかで絶妙な甘さが楽しめます

 

  • 柔らかいお餅
    もち米を使わず、うるち米を蒸して作った独特の柔らかい食感が魅力です。
    通常の餅よりも粘りが少なく、あんことの相性が抜群です

 

  • 五十鈴川のせせらぎをイメージした形
    赤福餅の表面にある3本の筋は、伊勢神宮のそばを流れる五十鈴川の水の流れを表現しています
    参拝客が五十鈴川で手を清める様子を模したとも言われています。

 

赤福餅の製造工程

赤福は手作りの工程を守りながら、大量生産を実現しています。主な製造工程は以下の通りです。

  1. 小豆の炊き上げ:北海道産の小豆をじっくり煮て、滑らかなこしあんを作ります。

  2. お餅作り:うるち米を蒸して練り、柔らかいお餅を作ります。

  3. あんこのせ作業:職人が一つ一つ手作業であんこを乗せ、形を整えます。

  4. 包装・出荷:新鮮な状態で店頭に並ぶよう、素早く箱詰めされます。

 

赤福の販売店舗と購入方法

赤福三重県内を中心に愛知・大阪などの一部地域でも販売されており、特に有名なのは以下の店舗です。

 

 

  • 赤福茶屋(名古屋・大阪など)
    名古屋駅大阪駅などの主要駅にあり、旅の途中でも購入可能です。

赤福は基本的に消費期限が短いため、遠方の人が購入するのは難しいですが、公式通販サイトでは一部地域に限りお取り寄せが可能です。

ただし、赤福餅は発送できないため、「赤福氷」や「赤福ぜんざい」などの関連商品が販売されています。

 

伊勢神宮赤福の深い関係

赤福伊勢神宮門前町で生まれた和菓子であり、その歴史は伊勢神宮への「おかげ参り(お伊勢参り)」とともに歩んできました。

江戸時代には、「一生に一度はお伊勢参り」と言われているほど、伊勢神宮は全国から多くの参拝客を集め
ました。

参拝客たちは長旅の疲れを癒す甘いものを求め、そこで生まれたのが赤福餅です。

赤福こしあんのなめらかな甘さと柔らかいお餅は、参拝客にとって絶好の癒しとなりました。

そのため、伊勢に行ったら赤福を食べるという習慣が根付き、今日に至るまで続いています。

また、伊勢神宮周辺には「おはらい町」や「おかげ横丁」といった観光スポットがあり、赤福本店もその一角にあります。

特に本店では、作りたての赤福餅を抹茶とともに楽しむことができ、多くの観光客に親しまれています。

 

朔日餅(ついたちもち):毎月1日限定の特別な赤福

朔日餅(ついたちもち)」とは、毎月1日にのみ販売される限定の赤福餅です。

「朔日(ついたち)」とは、月の始まりを意味し、伊勢では「朔日参り」として毎月1日に神社へお参りする
風習があります。

この風習に合わせて、赤福では月ごとに異なる特別な餅を販売しており、これが「朔日餅」として大人気と
なっています。

各月の朔日餅の種類

月ごとに異なる和菓子が登場し、季節の移り変わりを楽しめるのが特徴です。

  • 1月
    白餅黒餡:新年の始まりを祝う白小豆入りの餅です。

 

  • 2月
    立春大吉餅:節分を迎える縁起の良い餅です。

 

 

  • 4月
    さくら餅:春を感じる桜葉に包まれた餅です。

 

 

  • 6月
    麦手餅:小麦粉を使った素朴な餅です。

 

  • 7月
    笹わらび餅:涼しげな笹の葉に包まれたわらび餅です。

 

  • 8月
    八朔(はっさく)粟餅:八朔(はっさく)の伝統にちなんだ粟入りの餅です。

 

  • 9月
    栗餅:秋の味覚・栗を使った餅です。

 

  • 10月
    さつまいも餅:さつまいもの甘さが楽しめる餅です。

 

  • 11月
    えびす餅:商売繁盛を願う餅です。

 

  • 12月
    雪餅:冬を感じる白くふんわりとした餅です。

 

販売方法と購入の注意点

朔日餅は事前予約が必要で、毎月1日には店舗に長蛇の列ができます。

伊勢の赤福本店や、名古屋・大阪の一部店舗で取り扱われています。

賞味期限が短いため、基本的にその日のうちに食べるのがベストです。

毎月異なる味を楽しめるため、地元の人だけでなく、全国からファンが訪れています。

 

赤福氷(あかふくごおり):夏限定の大人気かき氷

赤福の夏の風物詩と言えば、「赤福氷」です。

これは、抹茶シロップがたっぷりかかったかき氷の中に赤福餅が隠れているユニークなスイーツです。

  • 赤福氷の特徴
    🍵 抹茶シロップ:甘すぎず、ほろ苦い味わいが赤福こしあんと相性抜群です。

    🍧 氷の中の赤福:かき氷の下には、こしあんとお餅がそのまま入っています。

    ⛄ 見た目も涼やか:緑色の抹茶シロップがかかった氷は、見た目にも爽やかです。

赤福氷は、暑い夏にぴったりのデザートであり、特に伊勢の本店では行列ができるほどの人気があります。

 

売店舗と販売期間
  • 販売期間:毎年5月~9月頃(店舗によって異なる)

 

 

赤福氷の楽しみ方

赤福氷を食べる際は、まずは氷だけを楽しみ、その後スプーンで氷をかき分けると、中から赤福餅とこしあんが出てきます。

氷と一緒に食べることで、普段の赤福とは違ったひんやりとした食感を味わえます。

また、甘さ控えめの抹茶シロップがかかっており、「甘すぎる和菓子が苦手…」という人にもオススメです。

 

おわりに

赤福は、伊勢神宮とともに歩んできた歴史ある和菓子であり、こしあん・お餅・形状のすべてにこだわりが
詰まっています。

今では全国にファンが多く、特に伊勢旅行の際には欠かせない名物です。  

もし伊勢を訪れる機会があれば、ぜひ本店でできたての赤福餅を味わってみてください!

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!