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ジャムに関する雑学!

甘くて奥深い世界を探る

皆さん、こんにちは!

今回はジャムに関する雑学をご紹介します!

パンに塗るだけでなく、スイーツや料理にも活躍するジャム。

その甘くてフルーティーな味わいは、世界中の人々に愛されてきました。

しかし、ジャムの歴史をたどると、実は古代エジプト時代までさかのぼることをご存じでしょうか?

本記事では、ジャムの発祥から作り方、栄養価、健康効果、そして世界のジャム文化について詳しくご紹介
します!

 

ジャムの起源と歴史 

ジャムの歴史は古く、古代ローマ時代にまでさかのぼります。

果物を砂糖や蜂蜜で煮詰めることで長期保存が可能になり、保存食として利用されていました。

古代エジプトでは、果物を蜂蜜漬けにして保存しており、古代ローマでは果物を煮詰めて保存食として利用
していました。

その後、中世ヨーロッパでの砂糖の普及により、ジャム作りが本格化しました。

16世紀になると、砂糖がより手に入りやすくなり、フランスやイギリスでジャムが広まりました。

フランス王妃カトリーヌ・ド・メディチがジャムを好んでいたという逸話もあります。

日本には江戸時代に伝わりましたが、本格的に普及したのは明治時代以降です。

1875年(明治8年)、北海道開拓使がイチゴジャムを製造し、日本でのジャム産業が始まりました。

 

ジャムの作り方

ジャム作りはシンプルですが、ポイントを押さえることで美味しく仕上がります。

材料
  • 果物(いちご、ブルーベリー、リンゴなど):500g

  • 砂糖:250g(果物の重量の約50%が目安です)

  • レモン汁:大さじ1(酸味を加え、ペクチンの働きを助けます)

 

作り方
  1. 1果物を洗ってカットします。大きめの果物は小さく刻みましょう。 

  2. 果物と砂糖を混ぜて30分ほど置き、果物の水分を引き出します。

  3. アクを取りながら鍋に入れ、中火で煮ます。

  4. とろみがついたらレモン汁を加え、さらに煮詰めます。

  5. 煮沸消毒した瓶に詰めて保存します。

 

  • ポイント
    💡 弱火でじっくり煮ることで、果物の風味を最大限に生かせます。

    💡 ペクチンが多い果物(リンゴ・柑橘類)を使うと自然なとろみがつきます。

 

ジャムの栄養価と健康効果

ジャムは果物を煮詰めた食品なので、ビタミンやミネラルが豊富ですが、砂糖が多いため食べ過ぎには注意が必要です。

栄養成分(100gあたり)(果物によって異なります)
  • エネルギー:約200〜250kcal

  • 炭水化物(糖質):50〜60g

  • 食物繊維:1〜3g

  • ビタミンC:いちごジャムに多いです。

  • ポリフェノール:ブルーベリージャムに多いです。
健康効果
  • 抗酸化作用
    ブルーベリーやラズベリージャムにはポリフェノールが含まれ、アンチエイジング動脈硬化予防に効果的です。

  • 整腸作用
    食物繊維が含まれ、腸内環境を整えるのに役立ちます。

  • エネルギー補給
    糖分が多いため、運動時や朝食時に摂ると効率的なエネルギー補給ができます。 

ジャムは砂糖が多いため、糖質制限中の人は無糖ジャムや低糖ジャムを選ぶのがオススメです。

 

ジャムとマーマレードの違いは?

ジャムとは?

ジャムは果物の果肉を砂糖と一緒に煮詰めて作られるペースト状の食品です。

ペクチン(果物に含まれる天然のゲル化成分)を利用して固めることが多く、甘みが強いのが特徴です。

  • 主なジャムの種類
    ・いちごジャム:甘みと酸味のバランスがよく、最もポピュラーです。

    ・ブルーベリージャム:ポリフェノールが豊富で目の健康にも良いです。

    ・あんずジャム:甘酸っぱく、パンやヨーグルトによく合います。

    ・りんごジャム:シャキシャキ感を残して作るのが人気です。

 

  • 特徴
    果肉がしっかり残っているものから、滑らかにすりつぶしたものまであります。
    様々な果物で作られ、幅広いアレンジが可能です。

 

マーマレードとは?

マーマレードは、柑橘類の果肉だけでなく皮も一緒に煮詰めたものです。

一般的なジャムよりも苦みがあり、大人向けの味わいが特徴です。

 

  • 特徴
    皮を使うため、柑橘特有の香りと苦みがあります。甘さだけでなく、ほろ苦さがクセになります。
    ビタミンCやペクチンが豊富で、美容や健康にも良いです。

 

イギリスとジャムの深い関係

イギリスはジャム文化が発展した国の一つです。特にアフタヌーンティーや朝食に欠かせない存在です。

イギリスのティータイムでの定番が、スコーンにジャムとクロテッドクリームを添えたクリームティーです。

この組み合わせは、イギリス南西部(コーンウォール地方・デボン地方)で特に有名です。

ジャムの塗り方には、以下のように地域差があります。

どちらが正しいか、今でも論争が続いているそうです。

 

ヴィクトリア女王とジャム

19世紀、ヴィクトリア女王が好んだケーキとして有名なのが「ヴィクトリア・サンドイッチ」(ヴィクトリアスポンジ)です。

スポンジケーキの間に、ラズベリージャムとバタークリーム(またはホイップクリーム)を挟んだ、シンプルながら上品な味わいのケーキです。

ヴィクトリア女王ラズベリージャムを好んでおり、宮廷でのティータイムに欠かせない存在となりました。

現在においても、イギリスの家庭やカフェで人気の定番スイーツです。

 

フランスでは「コンフィチュール」

フランスではジャムのことを「コンフィチュール(Confiture)」と呼び、イギリスや日本のジャムとは少し
異なります。

コンフィチュールの特徴は、砂糖の量が控えめで、果物本来の味を引き出します。

ジャムよりも果肉感がしっかりしています。

時にはスパイスやワインを加えて風味をアップします。

例えば…

  • いちじくのコンフィチュール:赤ワインやシナモンを加えることもあります。

  • 洋梨のコンフィチュール:バニラと合わせることが多いです。

  • マロン(栗)のコンフィチュール:秋の定番です。

フランスでは、パンやヨーグルトだけでなく、チーズやフォアグラとも一緒に食べるのが一般的です。

 

世界一高級なジャムは?

世界で最も高級なジャムとして有名なのが、イギリスの「ダルメイン社」のマーマレードです。

ダルメイン・マーマレードとは、イギリスの「ダルメイン・カントリーハウス」が製造しているマーマレードです。

特別な品種のオレンジ(スペイン産のセビリアオレンジ)を使用しています。

完全手作業で製造されるため、大量生産ができず、価格は1瓶数千円〜1万円以上することもあります。

「ワールド・マーマレード・アワード」

ダルメイン社は毎年、「ワールド・マーマレード・アワード」という大会を開催しています。

世界中からマーマレード職人が集まり、最高のマーマレードを競う場として知られています。

受賞したマーマレードは「世界一美味しい」と称され、高級ホテルや王室御用達の商品にも選ばれることが
多いです。

 

おわりに

ジャムは古代ローマ時代から受け継がれてきた保存食で、世界中で愛されています。

果物の栄養を手軽に摂れるうえ、アレンジ次第で様々な料理にも活用可能です。

美味しくて栄養価の高いジャムを、自分で作って楽しんでみてはいかがでしょうか?

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!