日本独自のアレンジによって誕生した料理
皆さん、こんにちは!
今回はカレーうどんに関する雑学をご紹介します!
カレーのスパイスと和風だしが絶妙に絡み合うカレーうどん。
寒い日に体を温めるのはもちろん、濃厚な味わいで年中愛されている一品です。
地域によって味や具材が異なるのも特徴で、名古屋の「あんかけカレーうどん」や関西の甘めのスープなど、バリエーションも豊富です。
本記事では、カレーうどんの歴史や豆知識、美味しい食べ方まで詳しくご紹介します!
カレーうどんの発祥と歴史
カレーうどんは、日本独自のアレンジによって誕生した料理です。
その起源をたどると、明治時代までさかのぼります。
カレーが日本に伝わったのは、明治時代初期(1868~1912年)で、イギリス経由で海軍の食事として広まりました。
その後、日本各地でカレーを使った料理が誕生し、カレーうどんが生まれたのは明治末期から大正時代と
言われています。
特に有名なのが、愛知県名古屋市の「鯱乃家(しゃちのや)」と、東京都の「朝松庵(ちょうしょうあん)」です。
現在では、地域ごとに異なるスタイルが発展し、日本の定番メニューとして親しまれています。
カレーうどんの作り方
カレーうどんは、以下の材料と作り方によって作ることができます。
材料(2人分)
- うどん(茹でたもの):2玉
- カレールウ(市販のもの):2かけ
- だし汁:500ml(かつお・昆布だしが◎)
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- 豚肉または鶏肉:100g
- 長ねぎ:1/2本(斜め切り)
- 片栗粉:大さじ1(水大さじ2で溶きます)
作り方
- 鍋にだし汁を入れて火にかけます。
- 肉と長ねぎを加え、アクを取りながら煮ます。
- カレールウを入れて溶かし、醤油・みりん・砂糖で味を調えます。
- 水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。
- 茹でたうどんを器に盛り、上からカレーをかけて完成です。
片栗粉でとろみをつけると、スープが絡んで美味しさアップします。
また、和風だしをしっかり効かせることで、カレーの風味が引き立ちます。
トッピングに天かすやチーズを加えると、よりコクが増します。
カレーうどんの栄養価
カレーうどんは、炭水化物・たんぱく質・ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれる料理です。
- 炭水化物:エネルギー補給に役立ちます。
- たんぱく質(豚肉・鶏肉):筋肉や免疫力の維持に役立ちます。
- ビタミンB群(カレー粉・肉類):疲労回復に役立ち、代謝がアップします。
- カリウム(長ねぎ・だし):むくみ防止に役立ちます。
- 食物繊維(野菜・カレー粉):腸内環境を整えます。
- クルクミン(カレー粉(ターメリック)):抗酸化作用があり、認知機能が向上します。
カレーうどんの健康効果
カレーうどんには、以下のような健康効果が期待できます。
- 免疫力アップ
長ねぎやカレー粉に含まれる抗酸化成分が免疫を高め、風邪予防に効果的です。
さらに、カレーのスパイスには抗菌作用があり、腸内環境を整える効果も期待できます。
- 体を温める効果
カレーのスパイスと温かいうどんの組み合わせで、冷え性改善にも効果的です。
特に冬場にオススメです。
- 腸内環境を整える
カレー粉に含まれるスパイスと食物繊維が、腸内の善玉菌を増やし、お腹の調子を整えてくれます。
カレー南蛮とカレーうどんの違いとは?
カレー南蛮とカレーうどんは似ているようで、実は異なる料理です。
- カレーうどん
和風だしとカレーを組み合わせたものです。
具材は豚肉や鶏肉、玉ねぎ、長ねぎ、かまぼこなどが使用されます。
出汁の風味が強く、スープにとろみをつけることが多いです。
全国的に食べられ、地域によってアレンジが異なります。
- カレー南蛮
カレー出汁に長ねぎを加えたものが基本です。
元々は「鴨南蛮(鴨肉入りのそば)」の派生料理で、鴨肉の代わりにカレーを使ったことが始まりです。
そばで提供されることが多いですが、うどんやご飯にもアレンジされます。
関東発祥で、特に東京ではカレー南蛮そばの人気が高いです。
「南蛮」の由来
「南蛮」は江戸時代にポルトガルやスペインを指した言葉で、そこから「外国風の料理」や「ネギを使った
料理」の意味を持つようになりました。
「鴨南蛮そば」が元祖で、そこからカレーを取り入れた「カレー南蛮」が誕生したとされています。
つまり、カレーうどんは和風カレーのスープうどん、カレー南蛮は「ネギ入りのカレーだしそば(あるいは
うどん)」という違いがあります。
服に飛び散らない食べ方は?
カレーうどんはスープが飛び散りやすいのが難点ですが、以下の方法を試せば防ぐこと
ができます。
- 「すする」のではなく、少しずつ口に運ぶ
麺類はすすって食べるのが一般的ですが、カレーうどんの場合、スープが飛び散る原因になります。
箸でうどんを少し持ち上げ、口の近くまで運んで食べると飛び散りを防げます。
- レンゲの上でうどんをくるくる巻いて食べる
パスタのように、レンゲの上でくるくると巻くとスープが落ちにくいです。
口に運ぶ距離を短くすることで、スープの飛び散りを防げます。
- 紙エプロンを活用する
店舗によっては「紙エプロン」を提供しているので、積極的に使うと良いでしょう。
外食時に備えて、ハンカチやナプキンを膝や胸元に置くのも有効です。
- 飛び散り防止の裏ワザ
うどんを一度スープから引き上げて、余分なスープを落としてから食べると良いでしょう。
カレーうどん専用のエプロンを持ち歩く人もいるほど、飛び散り対策は重要です。
地域ごとのカレーうどんの特徴
カレーうどんは全国で親しまれていますが、地域ごとに味や具材に特色があります。
- 名古屋:「あんかけカレーうどん」
名古屋は濃い味・とろみのある料理が多い地域です。
スープがとろっとしていて、麺にしっかり絡むのが特徴です。
味噌煮込みうどんと同様に、ダシがしっかり効いた深い味わいです。
お店によっては味噌カレーうどんなどのアレンジもあります。
人気店の「鯱乃家(しゃちのや)」が発祥の店とされています。
- 関東:和風だしが効いたさらっとしたスープ
かつお・昆布だしを効かせたスープが特徴で、比較的さらっとした味わいです。
カレー南蛮も関東が発祥で、カレーうどんと並んで人気です。
具材は豚肉や鶏肉、長ねぎが主流です。
東京の老舗そば店ではカレー南蛮そばを提供することが多いです。
- 関西:甘めの味付け&牛肉を使うことも
関西風のカレーうどんは、甘みのあるダシと牛肉が特徴です。
関西は牛肉文化が根強く、カレーうどんにも牛肉がよく使われます。
うどん文化が発展しているため、麺はモチモチした食感のものが多いです。
「大阪うどん」の影響で、比較的あっさり&上品な味付けが多いです。
- その他の地域のカレーうどんのアレンジ
✔ 北海道:スープカレーうどんとして、スープカレー風のものが人気です。
✔ 九州:甘めの味付けが主流で、鶏肉やさつま揚げが具材に使われることもあります。
✔ 香川(讃岐うどん):コシのあるうどんに合わせ、シンプルなカレースープが特徴です。
おわりに
カレーうどんは、シンプルながら奥深い味わいが楽しめる一品です。
地域ごとの違いや食べ方の工夫を知ることで、さらに美味しく味わえること間違いなしです。
ぜひ、お気に入りのカレーうどんを見つけて、存分に楽しんでみてください!
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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