甲状腺ホルモンの異常が原因の病気
皆さん、こんにちは。
今回は甲状腺機能低下症に関する雑学をご紹介します。
「最近、なんだか疲れやすい」「寒がりになった」「体重が増えやすい」— もしかすると、それは甲状腺機能低下症が原因かもしれません。
甲状腺は、体のエネルギー代謝をコントロールする大切な臓器です。
ここから分泌されるホルモンが不足すると、全身の機能が低下し、様々な不調が現れます。
特に女性に多い病気ですが、適切な治療を受ければコントロール可能です。
この記事では、甲状腺機能低下症の原因・症状・治療法について詳しく解説します。
体の不調を感じている方は、ぜひチェックしてみてください!
甲状腺機能低下症とは?
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が不足することで全身の代謝が低下する病気です。
甲状腺は首の前側にある小さな臓器ですが、新陳代謝やエネルギー産生をコントロールする非常に重要な役割を担っています。
このホルモンが不足すると、体のさまざまな機能に影響を及ぼします。
甲状腺機能低下症の主な原因
甲状腺機能低下症の原因には、以下のようなものがあります。
- 橋本病(慢性甲状腺炎):自己免疫の異常で甲状腺が攻撃され、ホルモン分泌が低下します。
- 甲状腺の手術や放射線治療:甲状腺が損傷を受け、ホルモンの分泌が減ります。
- ヨウ素不足または過剰摂取:甲状腺ホルモンの原料であるヨウ素のバランスが崩れます。
- 先天性甲状腺機能低下症:生まれつき甲状腺の機能が低い場合に生じます。
甲状腺機能低下症の主な症状
甲状腺機能低下症の症状は、代謝の低下により体の機能が全体的に低下するのが特徴です。
- 疲れやすい、怠い
- 寒がりになる
- 体重が増えやすい(むくみ)
- 肌が乾燥する、髪が抜けやすい
- 記憶力の低下、うつ症状
- 心拍が遅くなる
- 便秘がちになる
これらの症状が長期間続く場合、甲状腺機能低下症の可能性があります。
甲状腺機能低下症の診断方法
病院では血液検査で甲状腺ホルモン(T3・T4)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値を測定し、診断が行われています。
橋本病などの自己免疫疾患が疑われる場合は、抗体検査も実施されることがあります。
甲状腺機能低下症の治療方法
甲状腺機能低下症は、以下のようにして治療が進められます。
- 適度な運動
代謝が落ちやすい病気のため、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を習慣にすることで、体の機能を維持しやすくなります。
おわりに
甲状腺機能低下症は、適切な治療を受けることで生活の質を改善できる病気です。
放置すると症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたすこともあるため、早めの受診が大切です。
体の不調を感じたら、まずは医師に相談してみましょう!
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以上となります。お読み頂きありがとうございました。
こんな雑学が知りたいなどリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください。