中国が由来の暦と占いで使われる概念
皆さん、こんにちは!
今回は干支に関する雑学をご紹介します!
干支えとは日本をはじめとする東アジアの国々で古くから使われている暦や方角、性格占いなどに関わる重要な概念です。
十二支と十干(じっかん)を組み合わせたもので、特に日本では十二支が広く親しまれ、年賀状や正月の話題に登場します。
この記事では、干支の意味や由来、使われ方、干支にまつわる豆知識を紹介します!
支の基本—十二支と十干とは?
十二支とは?
十二支は、
- 子(ね)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(う)
- 辰(たつ)
- 巳(み)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(い)
の12種類の動物で構成されています。
- 十二支の役割
📅 年 → 例:2024年は「辰年」
📅 月 → 旧暦の1月は寅、2月は卯…
📅 日 → 日ごとに十二支が割り当てられています。
🕑 時刻 → 例:午前0時~2時は「子の刻」
元々は時間や方角を表す記号でしたが、やがて動物と結びつき、広く親しまれるようになりました。
十干とは?
十干(じっかん)は、古代中国で考えられた10種類の要素です。
- 甲(こう)
- 乙(おつ)
- 丙(へい)
- 丁(てい)
- 戊(ぼ)
- 己(き)
- 庚(こう)
- 辛(しん)
- 壬(じん)
- 癸(き)
の10種類があります。
五行(木・火・土・金・水)と関係があり、甲は木の陽、乙は木の陰…というように、陰陽の性質を持ちます。
干支(えと)とは?
干支は「干」と「支」の組み合わせで、十干と十二支を組み合わせた60種類のサイクルになっています。
例えば…
✅ 2024年 → 甲辰(きのえたつ)
✅ 2025年 → 乙巳(きのとみ)
つまり、「干支」とは本来60年周期の名称なのです。年賀状などで使う「えと」は十二支を指すことが多い
ですね。
支の由来と歴史
干支は、古代中国の殷(いん)王朝(約3,000年前)で生まれました。
元々は暦を管理するためのシステムで、天文学や農業のサイクルと深く関わっています。
日本には6世紀頃に干支の考え方が伝わりました。
奈良時代や平安時代には暦や占いに使われ、江戸時代には庶民の間でも広まりました。
特に十二支の動物が馴染み深いものとして親しまれるようになったのは、この時代からです。
干支の動物の意味と特徴
それぞれの十二支には、特定の意味や性格があるとされています。
- 子:🐭 ネズミ → 繁栄・財運
- 丑:🐮 ウシ → 忍耐・努力
- 寅:🐯 トラ → 勇敢・決断力
- 卯:🐰 ウサギ → 優雅・温厚
- 辰:🐉 竜 → 力強さ・成功
- 巳:🐍 ヘビ → 知恵・洞察力
- 午:🐴 ウマ → 行動力・自由
- 未:🐑 ヒツジ → 平和・協調性
- 申:🐵 サル → 知性・機知
- 酉:🐔 トリ → 規律・几帳面
- 戌:🐶 イヌ → 忠誠・正義
- 亥:🐗 イノシシ → 勇敢・猪突猛進
この性格の特徴は、年賀状のメッセージや、干支占いなどでよく使われます。
なぜ猫がいない?—十二支の動物の選ばれ方
十二支の動物は、昔の中国の伝説によると神様が動物たちに競争をさせ、ゴールした順に決めたという話が
あります。
しかし、猫はネズミに騙されて競争の日を間違えてしまい、参加できなかったため、十二支に入れなかったという逸話があります。
これが、日本の猫とネズミの仲が悪い理由の由来とも言われています。
還暦とは?—60年で一巡する干支
「還暦(かんれき)」とは、60歳になると生まれた年の干支に戻ることを指します。
例えば、1964年生まれの人は「甲辰」、2024年で還暦を迎えることになります。
赤いちゃんちゃんこを着る風習は、生まれ変わりを意味するものです。
おわりに
干支は古代中国で生まれ、日本に伝わって広まった歴史ある暦法です。
特に日本では十二支が重視され、年賀状や占い、還暦などに関係しています。
干支は日常の中でよく見かけるものですが、その由来を知るとより興味深くなりますね!
来年の干支は何か、あなたの生まれ年の干支は何か、ぜひ調べてみてください!
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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