🚥 街の安全を守る縁の下の力持ち 🚥
皆さん、こんにちは!
今回は信号機に関する雑学をご紹介します!
私たちが毎日目にする信号機。
当たり前すぎて気に留めないことも多いですが、実は興味深い歴史や仕組みがたくさんあります。
今回は、そんな信号機についてわかりやすく紹介します!
🚥 信号機のはじまりはいつ?
信号機の起源は、1868年のイギリス・ロンドンです。
イギリス議会前の交差点に設置されたのが、世界で最初の交通信号機です。
設計者は、鉄道信号技師のジョン・ピーク・ナイトです。
当時の信号機は手動式で、昼は腕木式、夜はガス灯で赤・緑の光を使って信号を出していました。
当時、増えていた馬車と歩行者の安全確保を目的に開発・設置されました。
しかし、導入からわずか1ヶ月後、ガス灯が爆発事故を起こし、警察官が重傷を負ったため撤去されてしまい
ました。
その後、しばらく信号機の歴史は停滞しますが、自動車の普及とともに再び必要性が高まります。
🚥 電気式の信号機の登場(アメリカ)
1914年、アメリカ・オハイオ州クリーブランドで、世界初の電気式信号機が設置されました。
当時の信号機は赤と緑の2色で構成され、手動で操作される電気信号を用いていました。
自動車の交通整理のための初めての試みとして、導入されました。
その後、1920年には、アメリカの警察官ウィリアム・ポッツが3色式(赤・黄・緑)信号機を開発しました。
これが現代の信号機の基本となっています。
🚥 日本の信号機の歴史
日本初の信号機は、1930年(昭和5年)に東京・銀座の尾張町交差点(現在の銀座四丁目交差点)に設置されました。
当時の信号機は、赤・黄・緑の3色電気式信号で、手動で切り替えるものでした。
当時はまだ自動車も少なく、「なんだあれ?」と注目を浴びる存在でした。
ちなみに、当初の信号は縦型でなく横型だったそうです。
🛠 高度経済成長とともに普及
1950〜60年代になると、自動車の急増に対応するために信号機の設置が全国に拡大しました。
1964年の東京オリンピック前後には、整備が加速しました。
車両用、歩行者用信号が分かれ、点滅や矢印付きも登場しました。
🚥 現在の信号機と技術の進化
現代では、LEDやセンサー、AIを活用したスマート信号機が登場し、交通制御の効率化が進んでいます。
災害時でも電源を確保できるソーラー式信号、視覚障害者向けの音響信号も普及中。
🚥 色の順番と意味のナゾ
信号の色は「赤・黄・青(緑)」の3色です。なぜこの3色なのでしょうか?
- 赤 = 最も目立つ色で「止まれ」を強く印象付けます。
- 黄 = 注意を喚起する色です。
- 青(実際は緑) = 安全のイメージ、進んでも良いという意味です。
ちなみに「青信号」は見た目には緑に見えますが、日本では古くから「緑」を「青」と表現する文化があったため「青信号」と呼ばれるようになりました。
🚥 実はたくさんある!信号機の種類
信号機には、歩行者用、自動車用以外にも様々な種類があります。
- 車両用信号:一般的な3色信号です。
- 歩行者用信号:人型マークが点灯します。最近はLEDが主流です。
- 自転車専用信号:自転車マークが表示される信号です。
- 路面電車用信号:T字型の特別な信号です。
- 矢印信号:右折・左折・直進などの方向を指示します。
それぞれの交通手段に合わせて、安全に交差点を渡れるよう工夫されています。
🚥 日本ならではのおもしろ信号機
日本では様々な面白い工夫が施された信号機があります。
- 時間帯で色が変わる信号:通学時間だけ作動する時間限定信号です。
- 音が鳴る信号機:視覚障害者向けにメロディや音声で案内します(「通りゃんせ」「故郷」など)。
- 雪国仕様の信号機:縦型で積雪が溜まりにくいように設計されています。
- ソーラー式信号機:災害時の停電にも対応できるよう太陽光パネルを搭載しています。
地域の気候や環境に合わせた工夫も、日本ならではのポイントです。
🚥 未来の信号機はどうなる?
近年では、AIやセンサー技術を活用したスマート信号が注目されています。
交通量をリアルタイムで分析し、最適なタイミングで信号を切り替えることで、渋滞の緩和や事故の防止に
繋がると期待されています。
さらに、自動運転車との連携を視野に入れた通信型信号機も開発中です。
信号機と車が無線でやりとりを行い、安全な運転をサポートする未来がすぐそこまで来ています。
おわりに
信号機は、ただの赤・青・黄の光ではなく、私たちの命と安全を守る大切な存在です。
その背景には、たくさんの技術と工夫、そして長い歴史が詰まっています。
次に信号を見たとき、少しだけ「ありがとう」の気持ちを込めて見上げてみてはいかがでしょうか?
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!