千年以上の歴史を誇る京都のシンボル
皆さん、こんにちは!
今回は東寺に関する雑学をご紹介します!
京都駅からほど近く、五重塔が堂々とそびえ立つ東寺(教王護国寺)。
その威厳ある姿は、京都のランドマークとして多くの人々に親しまれています。
今回はそんな東寺の魅力を、歴史・見どころ・雑学とあわせてご紹介します。
📜 東寺の歴史:平安時代から続く真言密教の拠点
東寺は平安京遷都の際(794年)、国の安泰を祈る官寺(国立寺院)として建立されました。
823年には弘法大師・空海が嵯峨天皇から下賜され、以後は真言宗の総本山として栄えます。
つまり、東寺は日本における密教文化の中心地でもあるのです。
空海はここを拠点に、密教の教義を広め、多くの弟子たちを育てました。
🗼 シンボルは日本一の高さを誇る「五重塔」
東寺といえばやはり、国宝・五重塔でしょう。
高さは約55mで、現存する木造塔としては日本一を誇ります。
現在の塔は、江戸時代に徳川家光が再建したものです。
内部には心柱を中心に、大日如来を中心とした仏像群が安置されています(特別公開時のみ内部拝観可)。
夜にはライトアップされ、幻想的な姿が京都の夜景を彩ります。
🌀 東寺のハイライト!「立体曼荼羅(りったいまんだら)」
金堂や講堂には多数の仏像が安置されていますが、特に見逃せないのが講堂の立体曼荼羅です。
中央には大日如来、その周囲を21体の仏像たちが囲む構成は、圧巻の迫力です!
それぞれの仏像には、細やかな表情や装飾が施され、まるで語りかけてくるようです。
🛍 毎月21日は「弘法市(こうぼういち)」が開催!
空海の命日(3月21日)にちなみ、毎月21日には「弘法市」という縁日が東寺の境内で行われます。
骨董品、古着、陶器、手作り雑貨、B級グルメなど、見どころ満載です。
地元の人や観光客でにぎわい、京都ならではの雰囲気が味わえます。
掘り出し物を見つける楽しみもあり、何度来ても飽きません!
🏯 東寺の正式名称
「東寺」は通称で、正式には「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」と言います。
これは「教えによって国を護る王の寺」という意味を持っており、国家鎮護のために建立されたことを表しています。
794年、桓武天皇が都を平安京に遷都した際に、国家の守護寺として平安京の東に建てられた官寺(国が管理する寺院)で、西寺と対をなしていました。
その後、823年に弘法大師・空海が嵯峨天皇から下賜され、真言密教の拠点となり、日本最初の密教寺院と
しても知られています。
🌏 世界遺産「古都京都の文化財」の一つ
東寺は、京都に点在する歴史的建築群の一部として、1994年にユネスコ世界文化遺産古都京都の文化財に登録されました。
この登録には、金閣寺や清水寺、下鴨神社なども含まれています。
特に東寺は、密教建築・美術の粋が集まった寺として評価が高く、五重塔や講堂の仏像群など、貴重な文化財が多数残されています。
🌸 季節の花々も美しい!桜と紅葉の名所
東寺は歴史的な建物だけでなく、四季折々の自然美でも人気があります。
- 秋の紅葉
紅葉の名所としても知られ、境内の木々が赤や黄に色づく季節には多くの観光客が訪れます。
紅葉シーズンにも夜間ライトアップが行われ、歴史建築と自然のコントラストが楽しめます。
おわりに
千年の時を超えてなお、訪れる人々を魅了し続ける東寺。
その壮麗な五重塔や立体曼荼羅、そして弘法大師・空海の精神が息づく空間には、現代でも多くの学びと感動があります。
京都観光の際は、ぜひ足を運んでみてください。歴史と仏教美術の宝庫が、静かにあなたを待っています。
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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