☠ 命を脅かす感染症 ☠
皆さん、こんにちは。
今回は外陰部壊死性筋膜炎に関する雑学をご紹介します。
突然の発熱、激しい痛み、そして皮膚が黒ずんで壊死する。
そんな恐ろしい症状を引き起こす感染症をご存じですか?
それが、外陰部壊死性筋膜炎(がいいんぶ えしせいきんまくえん)です。
命に関わることもあるこの病気は、早期発見と迅速な治療がカギとなります。
☠ 外陰部壊死性筋膜炎とは?
この病気は、外陰部や会陰部(性器まわりや肛門まわり)を中心に皮膚の下の筋膜にまで感染が及ぶ壊死性の疾患です。
細菌の感染によって急速に進行し、壊死や敗血症、ショック状態を引き起こす危険性があります。
俗に「フォルニエ壊疽」とも呼ばれることがあり、特に男性に多く見られます。
🦠 原因となる細菌
複数の細菌が関与することが多く、以下のような菌が組み合わさって感染することがよくあります。
これらの細菌が体内に入り込み、筋膜の周囲に強い炎症を起こすことで、壊死が急速に進行します。
⚠ 発症リスクが高い人
以下のような人は発症リスクが高く、特に注意が必要です。
🩺 外陰部壊死性筋膜炎の主な症状
初期は軽い腫れや痛み、発赤から始まりますが、数時間〜数日で急激に悪化するのが特徴です。
- 発熱・悪寒
- 会陰部や外陰部の腫れ・強い痛み → 見た目以上の激痛があります。
- 皮膚の黒ずみ、紫色、壊死
- 膿や悪臭のある分泌物
- 全身のだるさ、意識障害(重症化時)
早期には「痛いけど赤くなってるだけ」と見過ごされやすく、対応が遅れると命に関わります。
🏥 外陰部壊死性筋膜炎の治療方法
この病気の治療にはスピードが命となり、以下のような治療が行われます。
- 広範囲の外科的切除:壊死した組織を切除する外科手術です。
- 強力な抗生物質投与(点滴):多剤併用で感染を制御します。
- 集中治療管理:重症例ではICU管理が行われます。
- 陰圧閉鎖療法(VAC)や皮膚移植が必要になることもあります。
📝 外陰部壊死性筋膜炎発症の予防と早期発見がカギ!
この病気を発症しないためには、以下の予防方法・早期発見がカギとなります。
おわりに
外陰部壊死性筋膜炎は、極めてまれながらも命に関わる重篤な疾患です。
進行が非常に速いため、違和感や異常を感じたら、ためらわずに医療機関を受診することが大切です。
私たち一人ひとりが正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に繋げることで、大きなリスクを回避することができます。
「まさか自分は…」と思わず、体のサインに耳を傾け、健康への意識を高めていきましょう。
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以上となります。お読み頂きありがとうございました。
こんな雑学が知りたいなどリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください。