江戸の面影を今に残す寺
皆さん、こんにちは!
今回は増上寺に関する雑学をご紹介します!
東京・芝公園にひっそりと佇む増上寺(ぞうじょうじ)は、徳川将軍家ゆかりの地として知られる、浄土宗の名刹です。
朱色の本堂と黒い屋根のコントラスト、背後にそびえる東京タワーとの絶妙な景観――。
都会の喧騒の中で、ふと時間がゆっくりと流れるような空間が広がっています。
江戸時代から続く格式と、今も人々を癒す「開かれたお寺」としての魅力を、この記事でご紹介します。
🏯 増上寺とは?その歴史的背景
増上寺は、浄土宗の大本山の一つで、正式名称を「三縁山広度院増上寺」と言います。
増上寺は、1393年(明徳4年)に浄土宗の寺院として開かれ、1590年に徳川家康の命によって現在の芝へと
移されました。
そして、徳川家の菩提寺として知られるようになり、二代将軍・徳川秀忠をはじめとする6人の将軍がこの地に眠っています。
江戸時代には大寺院として栄え、全国から多くの参拝者が訪れる名所でした。
明治・大正・昭和と幾多の災害や戦火にも見舞われましたが、その度に復興し、今も東京の歴史を物語って
います。
🏯 将軍家との関わり
増上寺は、徳川将軍家の菩提寺としても有名で、特に徳川秀忠、家宣、家継、家重、家慶、家茂の6人の将軍がここに葬られています。
江戸時代には、浅草寺と並んで「江戸の双璧」とされている大寺院で、広大な伽藍と格式の高さから「芝の
増上寺」として多くの庶民にも親しまれていました。
🏯 境内の見どころを詳しく紹介
- 千躰地蔵(せんたいじぞう)
本堂のすぐ側には、赤い帽子やよだれかけをつけたたくさんのお地蔵様が並んでいます。
これは水子供養(亡くなった子どもたちの供養)のために建立されたもので、訪れた人たちが風車や帽子を奉納しています。
- 東京タワーとの絶景コラボ
増上寺の本堂からまっすぐ見ると、背景に東京タワーがそびえ立ちます。
このコントラストはとてもフォトジェニックで、日中の写真撮影はもちろん、
ライトアップされた夜の東京タワーとお寺の共演も見逃せません。
🌸 増上寺の年中行事・季節の見どころ
- 1月:修正会 → 新年の祈願法要です。
- 4月:花まつり → お釈迦様の誕生日を祝うイベントです。甘茶のふるまいもあります。
- 7月:お盆法要 → 先祖供養のための大法要です。
- 12月:除夜の鐘 → 大晦日恒例のイベントです。先着順で鐘をつくことが可能です。
また、春には約200本の桜が咲き誇り、お花見スポットとしても人気です。
秋には紅葉が境内を染め、静かな風景に包まれます。
🚃 増上寺へのアクセス情報
- 所在地:東京都港区芝公園4-7-35
東京タワーと一緒に巡れるので、観光ルートとしても人気です。
おわりに
増上寺は、ただの観光地ではなく、日本の歴史と文化がギュッと詰まった場所です。
将軍家の歴史にふれたい人、東京で静かに過ごしたい人、桜や紅葉を楽しみたい人── 。
どんな人でも受け入れてくれる懐の深いお寺です。
次に東京を訪れるときには、少し足を伸ばして増上寺を訪ねてみてはいかがでしょうか?
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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