🏮 福岡の初夏を彩る伝統の祭り 🏮
皆さん、こんにちは!
今回は博多どんたくに関する雑学をご紹介します!
福岡のゴールデンウィークと言えば、博多どんたく港まつりです。
毎年5月3日・4日の2日間にわたり、博多の街が賑やかに彩られる、日本有数の市民参加型の祭りです。
パレードあり、舞台イベントあり、にわか芸あり――地元の人も観光客も一体となって楽しめるお祭りの魅力をたっぷりとご紹介します。
📜 博多どんたくの歴史
博多どんたくの起源は、1179年(治承3年)に始まったとされる博多松囃子です。
これは、当時の博多の人々が、恩人である太宰府の大監・藤原忠親に感謝の意を込めて、笛や太鼓、獅子舞
などで祝ったのが始まりと言われています。
この松囃子は、年始の祝い事として続き、室町・江戸時代には武士や町人たちが正月に三福神(恵比寿・
大黒・福禄寿)を祀り、街中を練り歩く祝賀行事となっていきました。
✖ 明治時代の一時禁止と「復活劇」
1872年(明治5年)、新政府が文明開化の方針の基、旧来の風習や行事を迷信的だとして松囃子の行列を禁止しました。
しかし、地元市民たちの強い要望により、その後「祝日(休日)」の意味を持つオランダ語「Zondag(ゾン
ターク)」を元に「どんたく」と名を変えて復活しました。
これが現在の「博多どんたく」の名前の由来です。
💣 戦争と戦後、現代へ
太平洋戦争中(1941〜1945)には中止されていましたが、戦後すぐに復活しました。
1946年(昭和21年)には、「市民復興祭」として開催され、多くの市民に希望を与えました。
その後も毎年開催されていき、市民参加型の祭りとして拡大し、現在では約200万人以上が来場する全国有数の大規模イベントになりました。
🏮 現代に受け継がれる伝統
現在も松囃子の伝統は大切にされており、博多の三福神に扮した人々が馬に乗って町中を練り歩く稚児行列や雅楽の演奏など、古式ゆかしい要素がしっかりと残されています。
このように、800年以上の歴史を持ち、市民の手で守られてきた博多どんたくは、福岡の誇る「生きた文化
遺産」と言えるでしょう。
🌟 博多どんたくの見どころ
博多どんたくの見どころは以下の点にあります。
- どんたくパレード(どんたく広場)
博多駅前から天神まで約1.2kmに渡り、約30団体以上が参加するパレードが展開しています。
子どもから大人まで、企業、学校、地域団体が趣向を凝らした衣装や踊りで観客を楽しませます。
- お祭り本舞台・演舞台
市内に10カ所以上設けられる演舞台では、ダンス、太鼓、歌謡ショーなど多彩なパフォーマンスが繰り
広げられます。
どんたく隊による伝統のにわか面を使った寸劇も見どころです。
- 松囃子の行列
三福神(恵比寿・大黒・福禄寿)が登場する時代衣装の行列は、博多どんたくの起源を感じられる伝統的な部分です。
雅楽の音色に包まれた荘厳な雰囲気が魅力です。
👘 参加型イベントも充実!
博多どんたくは、観客も参加できるイベントが充実しています。
- 飛び入りどんたく隊
観客も当日その場で参加OKです!踊りを覚えれば、誰でもパレードに加われます。
- どんたくフォトスポット
会場各所に記念撮影スポットが設置されています。
- どんたくマルシェ
屋台グルメや福岡名物が満載です。
🚃 博多どんたくの開催概要(2025年)
- 日程:2025年5月3日(金・祝)〜5月4日(土・祝)
- 場所:福岡市中心部(博多駅前〜天神周辺)
- 入場料:無料(参加も基本無料)
🍜 博多どんたくついでに楽しみたい周辺グルメ
博多どんたくに参加するついでに楽しめる博多グルメを紹介します。
おわりに
博多どんたくは、「見る」「参加する」「味わう」すべてがそろった福岡の一大イベントです。
老若男女問わず楽しめる活気あるお祭りは、旅の思い出を鮮やかに彩ってくれるはずです。
ゴールデンウィークの予定がまだの方は、今年はぜひ博多へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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