🏛️ 砂漠に眠るバラ色の都 🏛️
皆さん、こんにちは!
今回はペトラ遺跡に関する雑学をご紹介します!
中東・ヨルダンの荒涼とした砂漠地帯にまるで映画のワンシーンのように現れる巨大な岩の都市ペトラ遺跡。
紀元前の文明が生んだこの神秘的な都市は、世界遺産としても有名で、世界中の旅人を魅了し続けています。
この記事では、ペトラ遺跡の歴史や見どころ、アクセス方法、そしてちょっとした豆知識までを詳しくご紹介します。
📜 ペトラの歴史:古代ナバタイ人の傑作
ペトラ遺跡は、紀元前1世紀ごろに栄えたナバタイ人によって築かれた都市で、交易の要所として大きな発展を遂げました。
ナバタイ人は、アラビア半島から地中海へと続く香料や絹などの貿易ルートを支配していたことで知られ、
岩を削って作る建築技術を用いて、この都市を発展させました。
しかし、交易ルートの変化や地震の影響で徐々に衰退し、やがて人々の記憶から忘れ去られていきました。
ペトラ遺跡は、1812年にスイス人探検家ブルクハルトによって再発見され、世界にその存在が再び知られる
ようになります。
🏰 ペトラ遺跡の主な見どころ
ペトラ遺跡の見どころスポットを紹介します。
- エル・カズネ(宝物殿)
ペトラ遺跡を代表する建造物で、映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』にも登場しました。
高さ40m以上の壮大なファサード(正面)は、岩山を直接削って作られており、その芸術性と保存状態の良さは圧巻です。
- シーク
遺跡の入り口から1.2kmほど続く、両側を高い崖に挟まれた細い渓谷道です。
この先にエル・カズネが突然現れる演出は、訪れる者に大きな感動を与えます。
- 円形劇場や王族の墓群
ローマ時代の影響を受けた劇場跡や壮大な岩の墓所群も見どころです。
王族や貴族の墓として使われたと考えられるこれらの建造物も、すべて岩をくり抜いて作られています。
- アル・ディール(修道院)
エル・カズネよりさらに高地にあり、約800段の階段を登った先にある巨大建造物です。
観光客が少なく、より神秘的な雰囲気を味わえる穴場スポットです。
🚶♀️ ペトラ遺跡の観光のポイント
ペトラ遺跡を観光する際のポイントを紹介します。
- 営業時間:通常は早朝から夕方までです(季節によって異なる)。
- 「ペトラ・バイ・ナイト」:夜にキャンドルの灯りで照らされる幻想的な演出も人気です(週3回ほど開催)。
- 歩きやすい靴が必須:広大な遺跡を歩き回るため、ハイキング感覚の準備が必要です。
夏は非常に暑いので、水分補給や帽子、サングラスなどの暑さ対策を忘れずに!
📌 ペトラ遺跡へのアクセス情報
ペトラ遺跡へのアクセス情報を紹介します。
- 最寄り空港:クイーン・アリア国際空港(アンマン)
- アンマンからの移動:バスで約3〜4時間(JETTバスが便利)
- 宿泊地:ペトラ遺跡の玄関口「ワディ・ムーサ」に多数のホテルがあります
📝 「ペトラ」という名前の由来
「ペトラ(Petra)」は、ギリシャ語で「岩」を意味する言葉です。
その名の通り、ペトラ遺跡は岩山を削って造られた壮大な建築群で知られています。
遺跡の大部分が赤茶色の砂岩の中に彫り込まれており、まさに「岩の中の都市」と呼ぶにふさわしい光景が
広がります。
🪬 「新・世界七不思議」の一つ
2007年に実施された「新・世界七不思議」の世界投票で、ペトラ遺跡は見事その1つに選ばれました。
古代の知恵と芸術性、壮大なスケール、保存状態の良さなどが評価され、マチュ・ピチュ(ペルー)や万里の長城(中国)と並ぶ、世界的に重要な文化遺産とされています。
🌊 ナバタイ人の驚異的な水利技術
ペトラは紀元前4世紀頃にナバタイ人が築いた都市です。
この一帯は元々乾燥した砂漠地帯で、降水量も非常に少ない地域です。
しかし、ナバタイ人は、自然の地形を活用して雨水を集め、貯水池や地下水路、ダムなどを整備することで、砂漠でも安定した水供給を実現していました。
特に有名なのは、岩壁に刻まれた「水路(アクアダクト)」や雨水を貯める貯水槽です。
これらの高度な水利インフラのおかげで、ペトラは古代の貿易都市として栄えることができました。
おわりに
ペトラ遺跡は、ただの観光地ではありません。
古代文明の叡智と芸術、自然との調和、そして人間の想像力の結晶です。
バラ色に染まる岩山に包まれて歩けば、まるでタイムスリップしたかのような感覚になることでしょう。
ヨルダンを訪れる際には、ぜひペトラ遺跡で時空を超えた冒険を体感してみてください。
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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