💊 薬局で買えるあの薬の正体 💊
皆さん、こんにちは!
今回はOTC類似薬に関する雑学をご紹介します!
「最近、病院でしか処方されないはずの薬が薬局で買えた!」そんな経験はありませんか?
医療制度の見直しやセルフメディケーションの推進により、今では市販薬ラインナップに医療用からスイッチされた薬が数多く登場しています。
この記事では、OTC類似薬の仕組みやメリット・注意点、税制面の利点まで詳しく解説していきます。
🧪 OTC類似薬とは?
「OTC」とは「Over The Counter」の略で、処方箋がなくても薬局やドラッグストアのカウンター越しに購入可能な薬のことです。
元々は医療機関でのみ処方されていた医療用医薬品の成分が、一定の安全性や使用実績が認められたことで、市販薬として販売可能になったものを指します。
このようにスイッチされるため、スイッチOTCとも呼ばれます。
💊 代表的なOTC類似薬の例
代表的なOTC類似薬としては、以下の物があります。
- アレルギー性鼻炎:フェキソフェナジン・アレグラFX(久光製薬)
- 解熱・鎮痛:ロキソプロフェン・ロキソニンS(第一三共)
- 胃酸の抑制:ファモチジン・ガスター10(第一三共)
- 乗り物酔い:メクリジン・トラベルミン(エーザイ)
これらは、効き目において医療用薬と同じ成分を含んでいるため、効果が期待できる反面、使い方には注意も必要です。
✅ スイッチOTCのメリット
スイッチOTCには、以下のようなメリットがあります。
- 病院に行かなくても買える
時間がない、病院が遠い、混んでいて待てない…。
そんな人でも、自分の症状を理解していれば薬局で薬が手に入ります。
- 診察料・処方箋料が不要
医療機関を受診しないため、医療費の自己負担分(3割)以外にも時間的コストが軽減されます。
- セルフメディケーション税制の対象
スイッチOTC医薬品を年間1万2,000円以上購入すると、一定額が所得控除の対象になります。
⚠️ スイッチOTCの注意点・デメリット
スイッチOTCは便利な反面、以下の点に注意が必要です。
- 自己判断による誤用
風邪、肺炎、胃痛だと思ったら消化器系のガンということもあり得ます。
症状が長引く・強い痛みがあるときは受診が優先です。
- 飲み合わせのリスク
他の薬(特に処方薬)と併用すると、副作用や効果の減弱が起きる可能性があります。
💰 セルフメディケーション税制って?
スイッチOTC医薬品は、国が推進する「セルフメディケーション税制」の対象商品です。
これは、健康管理の一環として市販薬を活用している人が、所得税の控除を受けられる制度です。
- 対象:年間1万2,000円以上の対象医薬品を購入した人
- 控除額:上限8万8,000円まで(自己負担額を差し引いた分)
- 対象薬には「セルフメディケーション税制対象」などのマークあり
領収書の保管と、確定申告時の記載が必要なので注意しましょう。
🛒 どうやって買うのが安心?
OTC類似薬の内、要指導医薬品や第1類医薬品は薬剤師による対面販売が義務付けられています。
購入時には、以下のことを薬剤師に相談するのが安心です。
- 他に服用している薬やサプリはあるか
- どのような症状か、いつから続いているか
- アレルギー歴や持病の有無
おわりに
OTC類似薬は、私たちのセルフメディケーションを支える強力なツールです。
使い方を誤らなければ、医療費の節約や時間の有効活用につながる心強い存在です。
ただし、自己判断に限界があることも忘れず、困ったときは薬剤師や医師に相談しましょう。
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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