日本一行くのが難しい村

皆さん、こんにちは!
今回は青ヶ島に関する雑学をご紹介します!
東京都に属しながら、本州から約360kmも離れた太平洋上に浮かぶ秘境の島――。それが青ヶ島です。
火山活動によって形成された二重カルデラの地形や、圧倒的な自然の静寂、そして島民わずか約160人という日本一人口の少ない村として知られています。
アクセスの難しさゆえに「日本一行くのが大変な島」とも呼ばれますが、訪れた人々を虜にする独特の魅力を秘めています。
🌋 青ヶ島の概要
青ヶ島は、東京都青ヶ島村に属する島で、伊豆諸島の最南端に位置します。
島の面積は約5.98㎢とかなり小さく、人口は約160人前後であり、日本で最も人口の少ない自治体として知られています。
アクセスはやや特殊で、まずは八丈島まで飛行機または船で移動し、そこからさらにヘリコプター(約20分)または定期船「あおがしま丸」(約2時間半)で向かいます。
ただし、青ヶ島の周辺の海は非常に荒れやすく、欠航率も高いため、「行けたらラッキーな島」とも呼ばれています。
自然の厳しさと神秘的な美しさが共存する、まさに秘境の離島です。
🏝️ 青ヶ島の自然と地形
青ヶ島最大の特徴は、「二重カルデラ」と呼ばれる独特の地形です。
外輪山に囲まれた中央部に、さらにもう一つのカルデラが存在しており、その中には「丸山」と呼ばれている小さな火山があります。
まるで火山の中に火山があるような景観で、世界的にも非常に珍しい地形です。
島全体が活火山であり、現在も地熱活動が活発。島民たちはその自然の力を利用して、蒸し風呂・地熱サウナや地熱釜での調理など、火山の恵みと共に暮らす独自の生活文化を育んできました。
🧭 青ヶ島の見どころ・体験スポット
青ヶ島の見どころ・体験スポットを紹介します。
- 地熱釜・地熱サウナ
島の中央部「丸山」付近には、地熱を利用した調理体験ができるスポットがあります。
卵や野菜、サツマイモを地熱でじっくり蒸し上げると、素材の旨みがぎゅっと凝縮されて絶品です。
また、無料で入れる天然の地熱サウナは、青ヶ島ならではの癒し体験として人気です。
- 夜空と星の絶景
青ヶ島は外灯が少なく、周囲を太平洋に囲まれた孤島のため、星空観測の聖地としても知られています。
晴れた夜には、天の川や流れ星が手を伸ばせば届きそうなほどです。
「ここは本当に日本なのか」と思わず息を呑むほどの圧倒的な星空が広がります。
- 尾山展望公園
島の外輪山の一角にある展望公園からは、カルデラの全貌や太平洋の大パノラマを一望できます。
特に早朝や夕方は、雲海に包まれた幻想的な風景を見ることができ、地球の鼓動を感じられる瞬間です。
🍶 青ヶ島の名物グルメ
青ヶ島と言えば、島独自の製法で作られる「青酎(あおちゅう)」が有名です。
サツマイモを原料にした焼酎であり、島内の小さな酒蔵ごとに味わいが異なり、素朴ながらも深いコクが特徴です。
また、島の地熱で蒸し上げる地熱料理や地元の魚を使ったシンプルな家庭料理も人気です。
🏡 青ヶ島の人々の暮らし
青ヶ島の生活は、自然と密接に結びついています。
物資はほぼ八丈島からの輸送に頼っており、天候によって数日間、船もヘリも止まることがあります。
それでも島民たちは、互いに助け合いながら穏やかな島の時間を大切に暮らしています。
島の学校や診療所もあり、小さな社会ながら自立した生活が営まれているのです。
おわりに
青ヶ島は、不便さがそのまま魅力になっている不思議な島です。
簡単には行けない場所だからこそ、訪れた人に深い感動と学びを与えてくれます。
火山の大地、星降る夜空、静かな集落――。
ここでは、時間がゆっくりと流れ、自然と人が共に生きる原点を感じることができます。
都会の喧騒を離れ、地球の鼓動を感じたいあなたへ。
次の旅は、ぜひこの“日本最後の秘境”青ヶ島へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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