カーブごとに絶景が待つ日本の名道

皆さん、こんにちは!
今回はいろは坂に関する雑学をご紹介します!
栃木県日光市にあるいろは坂は、日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ山岳道路です。
日本屈指の絶景ドライブコースとして知られ、紅葉シーズンには全国から多くの観光客が訪れます。
名前の通り、いろはにほへとの48のカーブがあり、それぞれのカーブには「い」「ろ」「は」…と文字が付けられています。
自然の雄大さと人の知恵が調和した、まさに日光の名所です。
🌄 いろは坂の場所とアクセス
栃木県日光市にあるいろは坂は、日光市街の馬返から中禅寺湖(明智平・中宮祠)までを結ぶ全長約15.8kmの山岳道路です。
48か所の急カーブがあり、いろは48文字にちなんで名付けられたこの坂は、日光を代表する観光ルートの一つとして知られています。
アクセスも便利で、車の場合は日光宇都宮道路「日光IC」から約20分、公共交通機関ではJRまたは東武日光駅から東武バスに乗り、「中禅寺温泉」または「湯元温泉」行きで約40分ほどです。
特に人気を集めるのは紅葉のシーズン(10月中旬〜11月上旬)です。
赤や黄色に染まった山肌が車窓いっぱいに広がり、その美しさはまさに圧巻です。
この時期はいろは坂周辺が渋滞することもありますが、それでも訪れる価値があるほど、息をのむような絶景を楽しむことができます。
🛣️ いろは坂の名前の由来
「いろは坂」の名前は、「いろはにほへと…」の48音と、坂の48のカーブに由来します。
この坂は、
の2本から構成されています。
それぞれカーブが48個あり、明治時代に整備された旧道と、昭和33年(1958年)に開通した新道を合わせて「いろは坂」と呼ぶようになりました。
上りの第二いろは坂には、カーブごとに「い」「ろ」「は」…の標識が立っており、ドライバーにとって楽しみの一つです。
🚗 いろは坂の魅力
いろは坂には、以下のような魅力があります。
- 日本屈指の紅葉スポット
10月中旬から11月上旬にかけて、いろは坂は紅葉の名所として最も美しい時期を迎えます。
ナナカマド、モミジ、カエデなどが山一面を彩り、カーブを曲がるたびに新しい絶景が現れます。
特に明智平展望台からは、華厳の滝や中禅寺湖を一望でき、写真映えスポットとしても人気です。
- ドライブとバイクの聖地
急カーブが続くため、ドライバーやライダーにとっては腕の見せどころです。
標高差約500mを一気に登るスリルと、四季折々の景観が楽しめます。
ただし、秋の観光シーズンは渋滞が多く、時間に余裕をもった計画が必要です。
- 日光の歴史を感じる道
いろは坂は、古くから日光山への参拝道として利用されてきました。
かつての修験者や僧侶が歩いた山道が、時代を経て整備され、現在の姿になったのです。
つまり、ただの観光道路ではなく、日光信仰の歴史を今に伝える道でもあります。
📷 明智平展望台のおすすめポイント
いろは坂の中腹にある明智平(あけちだいら)展望台は、必ず立ち寄りたい人気スポットです。
ロープウェイで山頂まで上がると、眼下に広がるのは——
まさに、日光三名勝を一望できる絶景です。
特に秋は、紅葉と滝のコントラストが美しく、まるで絵画のような風景が広がります。
🌸 いろは坂は一方通行の名所
いろは坂は、上り専用の第二いろは坂と、下り専用の第一いろは坂の2本の道路から構成されています。
かつては上下双方向通行でしたが、交通量の増加やカーブの多さによる事故を防ぐため、昭和35年(1960年)に一方通行化されました。
これにより安全性が大幅に向上し、現在では快適に走行できる山岳道路として多くのドライバーに親しまれています。
特に第二いろは坂の途中にある明智平展望台からは、華厳の滝や男体山を一望でき、絶景スポットとして人気です。
🚙 48カーブは実際に数えられる?
いろは坂と言えば有名なのが48のカーブです。
これは、かつての日本語の仮名48文字「いろはにほへと……」にちなんでおり、それぞれのカーブには「い~ん」までの看板が設置されています。
ドライブ中に「今は"ぬ"のカーブだ!」などと確認しながら走るのは、いろは坂ならではの楽しみ方です。
実際には、第一いろは坂に20カ所、第二いろは坂に28カ所、合計で48カーブとなっています。
道路は急勾配でヘアピンカーブも多いですが、整備が行き届いており、安心して走行できます。
📖 「いろは坂」の名前の由来
「いろは坂」の「いろは」は、古くから日本で使われていた仮名の並び順・いろは順に由来します。
「いろはにほへと ちりぬるを…」で始まる有名ないろは歌は、平安時代に作られた仮名の手習い歌で、当時は現在のあいうえお順の代わりに使われていました。
つまり、「いろは坂」という名前には、「48のカーブ=いろは48文字」という日本文化の伝統を重ね合わせた粋なネーミングが込められているのです。
おわりに
いろは坂は、ただの山道ではなく、自然・歴史・文化・景観が融合した日本の名道です。
四季ごとに違う表情を見せ、特に秋の紅葉シーズンは一生に一度は訪れたい絶景スポットです。
車でもバスでも、ぜひ48のカーブに挑戦しながら、日光の自然と歴史を体で感じてみてください。
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