将来もらえる額はいくら?複雑な2階建て構造と受給額目安を解説

皆さん、こんにちは!
今回は老齢年金に関する雑学をご紹介します!
「老後の資金が不安」「自分が年金をもらう頃には制度が破綻しているのでは?」
など、ニュースでも度々話題になる年金問題。
毎月、給料から天引きされているものの、実際に自分が将来いくらもらえるのか、どのような仕組みになっているのかを正確に理解している人は意外と少ないかもしれません。
老後の生活を支える柱となる老齢年金の基本構造と、知っておくと得をする受給タイミングの裏ワザについて分かりやすく解説します。
🏢 日本の年金は2階建て!あなたのポジションはどこ?
老齢年金の仕組みを理解する上で最も重要なのが、日本の公的年金が2階建て構造になっているという点です。
- 1階部分:老齢基礎年金(国民年金)
日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入を義務付けられているベース部分です。
自営業者、フリーランス、学生、専業主婦(夫)などは基本的にこの1階部分のみを受け取ります。
20歳から60歳までの40年間(480ヶ月)きっちり保険料を納めると、原則65歳から満額(月額約6万8千円程度)を受け取ることができます。
- 2階部分:老齢厚生年金
会社員や公務員など、企業に勤めている人が1階部分に上乗せして加入する年金です。
毎月の給料の額(標準報酬月額)と、働いていた期間に応じて将来もらえる金額が計算されます。
つまり、会社員や公務員は「基礎年金+厚生年金」の両方をもらえるため、自営業者よりも受給額が多くなる仕組みになっています。
📈 いつからもらうのが正解?繰り上げと繰り下げの魔法
老齢年金は、原則として65歳から受け取りがスタートします。
しかし、自分のライフスタイルや健康状態に合わせて、受け取りの開始時期を60歳から75歳の間で自由に変更できるのをご存知でしょうか。
- 早くもらう(繰り上げ受給):
60歳まで前倒しで受け取ることができますが、早くもらう分、1ヶ月あたり0.4%減額されます。
もしも60歳から受け取り始めると、本来の額から24%も減った金額となり、その減額された割合が一生涯続いてしまいます。
- 遅くもらう(繰り下げ受給):
逆に、受け取り開始を66歳以降に遅らせることも可能です。
こちらは遅らせた分、1ヶ月あたり0.7%増額されます。
最大である75歳まで待機した場合、なんと受給額は84%増にまで跳ね上がります。
「じゃあ75歳まで待った方が絶対にお得!」と思うかもしれませんが、ここで重要になるのが寿命です。
年金を遅くもらい始めた場合、早くもらい始めた場合の総受給額を追い抜く損益分岐点は、おおよそ受け取り開始から約12年後になります。
自分が何歳まで生きるかを正確に予測できないため、これは究極のライフプランニングと言えます。
💼 働きながらもらうと年金が減る?在職老齢年金の落とし穴
65歳を過ぎても、元気に会社で働き続ける人が増えていますが、ここで気をつけたいのが在職老齢年金という制度です。
これは、会社員として働きながら老齢年金を受け取る場合、給料(ボーナス込みの月額換算)と年金の合計が一定の基準額を超えると、超えた分の半額が年金から支給停止されてしまうというルールです。
たくさん稼ぐと年金が減らされてしまうため、あえて働く時間を調整するシニア世代も少なくありません。
なお、この制度は老齢厚生年金(2階部分)にのみ適用され、フリーランスとして事業の所得を得ている場合や基礎年金(1階部分)には影響しません。
おわりに
複雑に感じる老齢年金ですが、自身の働き方やお金のルールを見直す良いきっかけになるかもしれません。
制度の仕組みや特例を正しく理解しておけば、いざという時の選択にも自信が持てるはずです。
自身の将来の年金額がどうなっているのか、毎年誕生月に届くねんきん定期便をこの機会にぜひ一度チェックしてみてください。
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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