逮捕されたらまず行く場所

皆さん、こんにちは。
今回は留置場に関する雑学をご紹介します。
テレビの刑事ドラマやニュースで、容疑者が逮捕されて警察署に連行されるシーンをよく見かけます。
しかし、パトカーで連れて行かれた後、彼らがどこでどのような生活を送るのか、正確に知っている人は少ないのではないでしょうか?
逮捕された人がまず最初に入る施設である留置場。
実はそこには、ドラマでは描かれない独自のルールや、意外と知られていない生活の実態があります。
いざという時のための知識として、留置場の仕組みやよく混同される刑務所との違いについて分かりやすく解説します。
🏢 留置場・拘置所・刑務所の決定的な違い
犯罪に関わる収容施設は、手続きの段階によって明確に分かれています。
まず、逮捕された容疑者が一時的に入れられるのが警察署内にある留置場です。
ここで警察や検察の取り調べを受けます。期間は原則として最長23日間と決められています。
その後、検察官によって起訴が決まると、今度は法務省が管轄する拘置所へと移送され、裁判の結果が出るまでそこで過ごします。
そして裁判の結果、有罪が確定し、刑に服することになった人だけが初めて刑務所へと送られます。
つまり、留置場や拘置所にいる段階では、法律上はまだ推定無罪(罪を犯したと確定していない状態)の人として扱われる点が最大の違いです。
🍱 お菓子も買える?留置場でのリアルな生活
「鉄格子の中で冷たいご飯を食べる」というイメージがあるかもしれませんが、現在の留置場での生活は、推定無罪の原則に基づいて一定の権利が保障されています。
食事は1日3回、警察署から無料のお弁当(通称:官弁)が支給されます。
さらに、所持金があれば、決められたメニューの中から自腹で仕出し弁当やお菓子、ジュースなどを購入することも可能です(通称:自弁)。
また、家族や知人からの差し入れも受け付けており、現金や衣服、本などを差し入れることができます。
ただし、自殺や逃走を防ぐため、首を吊る恐れのあるヒモ付きの衣服やベルト、ネクタイなどは厳しく持ち込みが制限され、没収されます。
もちろん、スマートフォンも一切使えません。
🛁 お風呂は週に2回?厳しいタイムスケジュール
留置場の中では、起床から就寝まで分刻みのスケジュールが決められています。
朝は7時頃に起床し、洗面や掃除、朝食を済ませた後、取り調べがなければ読書などをして静かに過ごします。
運動の時間も1日30分程度設けられていますが、中庭などの限られたスペースで体を動かす程度です。
一番のストレスになりやすいのがお風呂です。
毎日入れるわけではなく、規定により「夏季は週に3回以上、それ以外の季節は週に2回以上」と決められています。
入浴時間も15分程度と短く、監視員が見ている中で慌ただしく済ませなければなりません。
プライバシーが極端に制限された閉鎖空間での生活は、精神的にかなりの負担を強いることになります。
🐷 なぜ留置場を「豚箱」と呼ぶのか?
昔の映画やドラマなどで、留置場のことを「豚箱」と呼ぶシーンがあります。
この強烈な隠語の由来には、諸説あります。
一つは、大正時代から昭和初期にかけての留置場が、狭くて不衛生で、まるで家畜小屋のようだったからという説。
もう一つは、鉄格子で作られた部屋の造りが豚の飼育小屋に似ていたからという説です。
また、当時の警察官が容疑者を家畜のように乱暴に扱っていたことへの皮肉から生まれた言葉だとも言われています。
現在では人権意識の高まりとともに施設も改善されており、この言葉が使われることはほとんどなくなりました。
おわりに
映画やドラマでは省略されがちな逮捕後のリアルな生活ですが、その内情を知ると、法治国家の仕組みがより立体的に見えてきます。
推定無罪という原則と、証拠隠滅を防ぐための厳しい管理が同居する留置場は、社会の秩序を保つための最前線と言えるかもしれません。
もちろん、一生お世話にならないに越したことはありませんが、日本の司法制度の基礎知識としてぜひ覚えておいてください。
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以上となります。お読み頂きありがとうございました。
こんな雑学が知りたいなどリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください。