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水ぼうそうに関する雑学

水ぼうそう:正しい知識で感染対策を!

皆さん、こんにちは!

今回は水ぼうそうに関する雑学をご紹介します!

水ぼうそう(または水痘)は、幼児から成人まで誰もがかかる可能性のある感染症です。

一般的には子どもがかかりやすいですが、大人に感染すると重症化することもあります。

今回は、水ぼうそうの原因や症状、治療方法に加え、予防法や合併症のリスクについて詳しく解説します。

正しい知識を持ち、感染対策をしっかりと行いましょう。

 

水ぼうそうとは?

水ぼうそうは、水痘・帯状疱疹ウイルスが引き起こすウイルス性の感染症です。

このウイルスは空気中に浮遊して感染するため、感染力が非常に強く、特に子どもたちが集まる保育園や学校などで流行しやすいです。

 

水ぼうそうの主な症状

水ぼうそうの症状は、感染から約10〜21日後に現れます。最もよく見られる症状には以下が含まれます。

  • 発疹
    最初に体の各部に赤い斑点が出始め、次第に水ぶくれ状の発疹に変わります。

 

  • かゆみ
    水ぶくれは非常にかゆく、掻いてしまうと痕が残ることがあります。

 

  • 発熱
    軽度の発熱が見られることが多く、全身のだるさを伴うことがあります。

発疹は体全体に広がり、かさぶたになるまで数日から一週間程度かかります。

この間、人に感染する可能性が高いため、外出は控えるべきです。

 

水ぼうそうの感染経路と原因

水ぼうそうは、主に空気感染や飛沫感染によって広がります。

また、感染者の水ぶくれに触れることで接触感染することもあります。

このため、家族内での感染が起こりやすいのも特徴です。

 

水ぼうそうの治療法

水ぼうそうは基本的には自然に治癒しますが、以下のような治療が行われます。

  • かゆみ止め薬
    かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬やかゆみ止めのローションを使用します。

 

  • 解熱剤
    発熱がある場合は、解熱剤を使用して熱を下げられますが、アスピリンは使用しないでください
    ライ症候群という重篤な症状を引き起こすリスクがあるためです

 

  • 抗ウイルス薬
    重症化が懸念される場合は、医師の指導のもとで抗ウイルス薬を使用することもあります。

 

水ぼうそうの予防法

水ぼうそうを予防する最も効果的な方法はワクチン接種です。

日本では、1歳前後に初回接種を行い、追加接種を2回目として行います。

このワクチンは、感染を防ぐだけでなく、万が一感染した場合でも重症化を防ぐ効果があります。

 

合併症のリスク

通常は軽い症状で済む水ぼうそうですが、まれに以下のような合併症を引き起こすことがあります。

  • 細菌感染症
    発疹を掻きむしることで細菌感染を引き起こし、患部が炎症を起こすことがあります。

 

  • 肺炎
    大人が水ぼうそうにかかった場合、肺炎を引き起こすリスクがあります。

 

  • 脳炎
    非常にまれですが、脳炎髄膜炎を引き起こすことがあり、これらは命に関わることもあります。

 

昔の治療法と誤解

昔の治療法では、「お風呂に入ると悪化する」という考えが広く信じられていました。

この誤解は、発疹がさらに広がったり、症状が悪化したりするのではないかという懸念に基づいていました。

しかし、現代の医学では、入浴が水ぼうそうの症状を悪化させることはないとされています。

むしろ、入浴によって体を清潔に保つことは重要です。

ただし、注意すべき点として、発疹や水疱が潰れないようにするため、優しく洗い、タオルで強くこすらないことが大切です。

また、爪を短く切り、掻きむしることを防ぐと、感染部位が広がるのを防ぐ効果もあります。

 

一度かかると免疫ができる

水ぼうそうは、一度感染すると免疫が獲得され、再感染することは非常に稀です。

ほとんどの場合、体は水痘帯状疱疹ウイルスに対して長期的な免疫を持ち、その後再び水ぼうそうにかかる
ことはありません。

ただし、水痘帯状疱疹ウイルスは、感染後も体内に潜伏し続けます。

通常は神経細胞に潜んでおり、数十年後に免疫力が低下した時などに再活性化され、帯状疱疹(たいじょう
ほうしん)という別の病気を引き起こすことがあります。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスによって引き起こされる皮膚疾患で、主に高齢者や免疫力が低下した人に多く見られます。

神経に沿って帯状に痛みや発疹が現れるのが特徴です。

帯状疱疹は非常に痛みを伴うことがあり、後遺症(帯状疱疹後神経痛)が残ることもあります。

 

 成人での重症化

水ぼうそうは子どもがかかる病気として知られていますが、成人が感染した場合、症状が重くなる傾向が
あります。

成人の場合、子どもに比べて高熱が出やすく、水疱が広がりやすいことがあります。

また、肺炎や肝炎といった合併症を引き起こすリスクも高くなります。

そのため、成人で水ぼうそうのワクチンを接種していない人は、特に注意が必要です。

日本では1990年代以降、ワクチンの定期接種が進められていますが、ワクチンを受けていない成人は、感染のリスクが高まります。

成人が水ぼうそうにかかると起こる合併症

  • 肺炎
    成人での水ぼうそう感染では、肺炎を併発することがあり、これが重症化すると呼吸困難を引き起こす
    ことがあります。

 

  • 肝炎
    ウイルスが肝臓に影響を与えることで、肝機能障害を引き起こすことがあります。

 

  • 脳炎
    稀ですが、水痘ウイルスが脳に影響を及ぼすことで、脳炎を引き起こすことがあり、命に関わることも
    あります。

 

おわりに

水ぼうそうは、子どもに多く見られる感染症ですが、適切な予防策を講じれば感染リスクを低減することが
できます。

また、ワクチンの接種によって重症化を防ぐことが可能です。

もし感染が疑われる場合は、医療機関で早めに相談し、正しい対処法を取りましょう。

感染予防を心がけつつ、家族や周囲の人々とともに健康な毎日を送りましょう。

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

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