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BRICSに関する雑学!

世界人口の約40%・世界GDPの約25%を占める巨大経済圏

皆さん、こんにちは!

今回はBRICSに関する雑学をご紹介します!

世界の経済・政治の中心が、徐々に欧米から新興国へとシフトしていることをご存じですか?

そんな中、注目を集めているのが「BRICS(ブリックス)」という国際的な枠組みです。

人口、経済力、資源、政治的影響力──。

いずれも世界トップクラスの5カ国が結束し、新たな国際秩序を築こうとしています。

この記事では、BRICSの概要とその意義について分かりやすく解説します。

 

🌎 BRICSとは?

BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5ヶ国からなる新興経済国グループで、世界人口の約40%、世界GDPの約25%を占める巨大経済圏です。

2000年代以降に、経済成長と国際的な影響力の強化を背景に結成されており、西側主導の国際秩序に対抗する存在として注目されています。

 

🏁 BRICS誕生の背景と歴史

2001年、アメリカの大手投資銀行ゴールドマン・サックスエコノミスト、ジム・オニールが、将来の経済成長を牽引する国々として「BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)」を提唱しました。

この4ヶ国は、人口の多さ、広大な国土、豊富な資源、急成長する経済という共通点を持っており、世界経済の新たな中心になると予測されました。

その後、2010年には南アフリカが加わり、現在のBRICS体制が確立されました。

 

🌐 BRICSの特徴と目的

BRICSには、以下のような特徴と目的があります。

  • 世界人口の約40%を占める巨大ブロック
    BRICS諸国の人口を合わせると約32億人、世界人口の4割以上を占めます。
    また、世界GDPの25%以上、貿易量の約20%を占めるなど、国際経済の中で重要な地位を占めています。

 

  • 欧米中心の秩序への対抗軸
    BRICSは、国際通貨基金IMF)や世界銀行といった西側主導の国際機関に代わる枠組みの構築を目指しており、2014年には「新開発銀行(NDB)」を設立しました。

この銀行は、途上国のインフラ整備や経済発展を支援する目的で設立されており、西側資本に依存しない資金調達の手段として注目されています。

 

🤝 政治・外交分野での連携も

BRICSは、単なる経済連合ではありません。

気候変動、持続可能な開発、安全保障、テロ対策、AI・IT分野など、様々な分野において協議・協力を進めており、毎年BRICSサミット(首脳会議)が開かれています。

例えば、ウクライナ戦争や米中対立などの国際情勢に対しては、西側諸国とは異なる視点を持つことが多く、多極化した世界の象徴的存在とも言われています。

 

🚀 「BRICS+」の動きと未来

近年、BRICSは拡大(BRICS+)の動きを見せています。

イラン・サウジアラビア・アルゼンチン・エジプト・エチオピアUAEなどが加盟、または加盟申請を進めています。

これは、エネルギー・食糧・経済連携の強化や、ドル依存からの脱却を図る動きとも関係しています。

 

⚠️ BRICSの課題と懸念

BRICSには大きな可能性がある一方で、加盟国同士の政治的立場や利害の違いも存在します。

  • インドと中国は国境問題で緊張関係

  • ロシアはウクライナ侵攻で国際的に孤立

  • 経済成長率や制度の違いも大きい

これらの要因から、「一枚岩としての機能には限界がある」との見方もあります。

 

おわりに

BRICSは、経済・人口・外交の面で世界の大きな影響力を持ちつつあり、第二の国際秩序を築く動きの中心にある存在です。

今後さらに拡大することで、世界のパワーバランスに大きな変化をもたらす可能性があります。

経済だけでなく、政治・安全保障・エネルギーなど多分野での影響力を強めているBRICSの動向から目が離せません。

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以上となります!お読み頂きありがとうございました!

こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!