笑いと人情の芸術
皆さん、こんにちは!
今回は落語に関する雑学をご紹介します!
「まくら」で始まり、「オチ」で締める──これが落語の基本スタイルです。
座布団に座ったまま一人で何役も演じ分ける話芸の世界には、笑いだけでなく人情や人生の機微が詰まって
います。
テレビやYouTubeなどで見たことはあっても、実際に寄席に足を運んだことがない人も多いのではないの
でしょうか?
今回は、落語の歴史や特徴、初心者でも楽しめるおすすめ演目を紹介します!
落語の歴史
落語の起源は、戦国時代の僧侶が庶民に説いた笑い話とも言われていますが、本格的に発展したのは江戸時代です。
関東では江戸落語、関西では上方落語がそれぞれ発展していきました。
江戸落語が一人語り中心なのに対し、上方落語は掛け合いが多いのが特徴です。
落語の基本構成 –「まくら」から「オチ」まで
落語は大きく3つのパートで構成されます。
- まくら:導入部分です。世間話や時事ネタで観客の心を掴みます。
- 本題(ネタ):落語の本編です。登場人物が入り乱れる会話が魅力です。
- オチ:笑いや意外性のある結末で締めます。
オチ(サゲ)がついてこそ「落語」ですが、時には泣ける人情噺もあります。
初心者にオススメ!定番の落語演目
落語初心者には、以下の定番演目がオススメです。
- 『寿限無(じゅげむ)』
長すぎる名前をつけた子どもの話です。名前を繰り返すうちに笑いが止まらなくなる定番ネタです。 - 『時そば(ときそば)』
そば屋で代金をごまかす男の巧妙な話術です。しかし、最後には…?テンポのいいやり取りが面白いです。 - 『死神(しにがみ)』
落語版『死神』です。死神の言うことを聞かなかった男の運命は…?怖いけどクセになる演目です。 - 『芝浜(しばはま)』
酒好きな男がある日、拾った大金で人生を変える…感動の人情噺です。年末によく演じられます。
落語を生で楽しむ!オススメの寄席
落語はライブが一番です。東京や大阪には、毎日落語を楽しめる「寄席(よせ)」があります。
東京
大阪・京都(上方落語)
寄席は当日券で1,500円〜3,000円程度で気軽に楽しめるので、初心者でも行きやすいですよ!
現代の落語 – YouTubeや映画でも楽しめる!
最近はYouTubeやNetflixでも落語が見られる時代です。
「笑点」でお馴染みの春風亭昇太や林家木久扇、新しいスタイルの立川志の輔、柳家喬太郎など多彩な落語家が活躍中です!
また、映画『しゃべれども しゃべれども』や『落語物語』など、落語をテーマにした作品も人気です。
おわりに
落語は難しそうと思われがちですが、実は誰でも楽しめる大衆芸能です。
特に「まくら」や「オチ」は分かりやすく、初心者でも爆笑できる演目が多いのが魅力です。
「ちょっと興味が出てきた!」という方は、まずは『寿限無』や『時そば』などの定番ネタをYouTubeで
チェックしてみてください!
そして、機会があればぜひ寄席へ! 生で聴く落語は、笑いのパワーが全然違いますよ!
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!