面白雑学・豆知識ブログ!

面白いと思った雑学・豆知識を毎日投稿しています!

MENU

日経平均株価に関する雑学!

📈 日本経済を映す鏡 📉

皆さん、こんにちは!

今回は日経平均株価に関する雑学をご紹介します!

日々ニュースや新聞で目にする日経平均株価

株式市場の動向や日本経済の健康状態を示す指標として、多くの人に注目されています。

しかし、「具体的に何を表しているのか」「どうやって決まるのか」を詳しく知っている人は意外と少ない
かもしれません。

この記事では、日経平均株価の仕組みや歴史、見方、投資との関係について、分かりやすく解説します。

 

🏢 日経平均株価とは?

日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している代表的な225社の株価を元に計算された、日本の株式市場の代表的な株価指標です。

1950年に日本経済新聞社が算出開始され、「日経225(ニーニーゴ)」とも呼ばれ、アメリカのダウ平均株価と同じ単純平均型株価指数です。

 

🧮 計算方法はどうなっているの?

日経平均株価は、225銘柄の株価の平均を調整して算出されます。

ただし、銘柄によって株式分割や併合があるため、正確には修正平均という方法で計算されています。

ポイントは以下の通りです。

  • 株価の単純平均を出す

  • 分割などがあっても指数が大きく変わらないよう除数で調整

  • 時価総額の大きさにかかわらず、株価の高い銘柄が指数に与える影響が大きい

例えば、1株あたりの価格が高いファーストリテイリング東京エレクトロンの株価変動が、指数全体を大きく動かします。

 

🕰️ 日経平均株価の歴史

日経平均株価の歴史を年表形式で紹介します。

  • 1950年:指数の算出開始されました。当初の平均株価は176円でした。

  • 1989年12月:史上最高値「38,957円」を記録し、バブル経済の頂点となりました。

  • 2008年:リーマン・ショックで大きく下落しました。

  • 2020年:コロナショックで一時2万円を割りました。

  • 2021年以降:日銀の金融緩和や企業業績改善で3万円台へ回復しました。

  • 2024年:ついにバブル期の高値を超える場面もありました。

 

💹 どういう時に日経平均は上がる?下がる?

日経平均は、以下のような要因で変動します。

  • 上がる要因
    ⬆️ 円安(輸出企業の利益増に期待)

    ⬆️ 米国株の上昇

    ⬆️ 日本企業の好決算

    ⬆️ 日銀など公的機関の買い支え

 

  • 下がる要因
    ⬇️ 金利上昇(企業の借入コスト増加)

    ⬇️ 政治的不安、国際問題

    ⬇️ 世界的な景気後退

    ⬇️ 大災害やパンデミックなど突発的リスク

 

📊 投資初心者にとっての日経平均の見方

日経平均を見ることで、日本全体の経済や株式市場の雰囲気が分かります。

日経平均は、毎日変動しますが、長期的なトレンドを見るのがポイントです。

 

🧮 株価の高い銘柄が有利な日経平均の特徴と問題点

日経平均株価は、単純平均型の株価指数です。

これは、225社の株価を足して平均を出すという仕組みです。

この方法には次のような特徴と欠点があります。

  • 1株あたりの価格が高い銘柄の変動が、指数全体に大きな影響を与える

  • 企業規模(売上や従業員数)ではなく株価水準が重視される

例えば、ファーストリテイリングユニクロ運営)の株価は1株で数万円と非常に高く、その価格が少し動く
だけで日経平均全体が大きく変動してしまいます。

一方で、時価総額が大きくても株価が低い企業(例:三菱UFJ銀行など)は、指数に与える影響が小さいです。

つまり、構成比が株価偏重でバランスが悪いと批判されることがあるのです。

 

🔁 日経平均採用銘柄は定期的に入れ替えられる

日経平均を構成する225銘柄は固定ではなく、定期的に見直し・入れ替えが行われています。

入れ替えのタイミングは、毎年10月に日本経済新聞社が審査し、変更を発表します。

これは、景気・産業構造の変化を反映するために実施されています。

入れ替えの主な理由は以下の通りです。

  • 上場廃止経営統合

  • 業績の低迷や取引量の低下

  • 新興企業・成長産業(IT・ヘルスケアなど)の台頭に対応

過去は「老舗・大企業」が中心だったが、 最近の傾向では、セクターの分散を意識した構成に変化しました。

例:メルカリ、キーエンス、エムスリーなど新興・IT関連企業が選ばれることも

このような入れ替えにより、日経平均は時代を反映した株価指数として機能しています。

 

🔢 日経平均 vs TOPIX東証株価指数

日経平均と並ぶ代表的な日本の株価指数TOPIX(トピックス) です。

それぞれの違いは以下の通りです。

  • 日経平均株価
    ✅ 構成銘柄:プライム市場の代表的な225社

    ✅ 計算方法:単純平均型(株価平均)

    ✅ 特徴:株価の高い銘柄の影響が大きい

    ✅ 用途:メディアや報道でよく使用される

 

TOPIXの方が市場全体の動きを反映しやすいという意見もあります。

一方、日経平均は変動が分かりやすく、シンボリックな指数として広く使われます。

 

🌍 世界でも取引される「日経平均先物

日経平均先物とは、日経平均株価を一定期間後の価格で取引する金融商品です。

投資家は、将来の株価を予測して売買することで利益を得ようとします。

その特徴は以下の通りです。

  • 大阪取引所(OSE)を中心に取引

  • 海外においては、シンガポール取引所(SGX)やシカゴのCME(Chicago Mercantile Exchange)でも取引されている

  • 24時間近く取引可能な「夜間取引」もあり、海外投資家の動きが反映されやすい

 

経済には以下のような影響を及ぼします。

  • 日中の日経平均株価が動く前に、「先物価格」が市場の方向性を示す目安となる

  • 米国市場の影響をリアルタイムに反映する役割もある

 

おわりに

日経平均株価は、「日本経済の体温計」とも言える存在です。

その動きには企業活動や政策、そして世界の経済情勢までが映し出されています。

投資をする人だけでなく、経済やニュースに関心のあるすべての人にとって、日経平均の動向を知ることは、現代を生きる上での大切な教養の一つと言えるでしょう。

--------------------------------------------------------------------------------------------------

以上となります!お読み頂きありがとうございました!

こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!