日本初の公立美術館

皆さん、こんにちは!
今回は東京都美術館に関する雑学をご紹介します!
東京・上野恩賜公園の中に静かに佇む、赤レンガ色の美しい建物をご存知でしょうか?
「アートへの入り口」というコンセプトを掲げており、世界の名画から市民の作品まで幅広く紹介する東京都美術館。
今回は、展覧会だけでなく、建築美やグルメまで楽しめる、この美術館の奥深い魅力を余すところなくご紹介します。
📜 日本初の公立美術館としての歴史
東京都美術館は、大正15年(1926年)に日本初の公立美術館として開館しました。
約100年もの間、日本の美術界を支え続けてきた歴史ある場所です。
この美術館の最大の特徴は、常設展示(コレクション)を持たないという点にあります。
上野公園内にある国立西洋美術館や東京国立博物館が膨大なコレクションを所蔵・展示しています。
それに対し、東京都美術館は基本的に企画展と公募展のために場所を提供する貸館機能と自主企画を行う機能の両方を持ち合わせています。
そのため、いつ訪れても展示内容がガラリと変わっており、常に新しいアートとの出会いが待っています。
世界的巨匠の回顧展が行われている隣の展示室で、未来の巨匠を目指す学生や市民の熱気ある作品が見られる――。
この多様性こそが、トビカンの最大の魅力なのです。
🏛️ 建築ファン必見!前川國男が残した傑作
東京都美術館を語る上で欠かせないのが、その建築美です。
現在の建物は、日本のモダニズム建築の巨匠・前川國男の設計によって、1975年にリニューアルオープンしたものです。
- 上野の森に溶け込む打ち込みタイル
建物の外観は、落ち着いた赤茶色のタイルで覆われています。
これは「打ち込みタイル」と呼ばれる工法で、年月を経ても色褪せない重厚感があります。
この赤茶色は、上野公園の豊かな緑と見事に調和するように計算され、四季折々の風景の中に美しく溶け込んでいます。
- 地下に広がる広大な空間
正門をくぐると、展示室への入り口がエスカレーターで地下へと続いていることに気付くでしょう。
上野公園の景観保護のため、建物の高さを抑え、総面積の約60%を地下に設けているのです。
地下でも、サンクンガーデンや中庭から自然光がたっぷりと降り注ぐため、閉塞感は全くありません。
光と影が織りなす空間美は、ただ歩いているだけでも心が洗われるようです。
- 癒やしの空間「佐藤慶太郎記念 アートラウンジ」
中央棟にある休憩スペース「アートラウンジ」は、北欧デザインの椅子が並ぶ静かな空間です。
大きな窓からは中庭の彫刻作品を眺めることができ、展覧会鑑賞後の余韻に浸るのに最適です。
ここはチケットがなくても入れるフリースペースなので、上野散策の休憩スポットとしても知る人ぞ知る穴場です。
🖼️ 企画展と公募展の違いを楽しむ
東京都美術館で開催される展覧会は、大きく分けて2つのタイプがあります。
- 特別展・企画展
新聞社やテレビ局などが主催し、世界中の美術館から名画を集めて開催される大規模な展覧会です。
印象派、ゴッホ、クリムト、フェルメールなど、過去にも数々のブロックバスター展(大ヒット展覧会)がここで行われました。
行列ができることも多いですが、日時指定予約制が導入されている展覧会も増えているので、事前に公式サイトをチェックしましょう。
- 公募展
日展、院展、二科展など、美術団体が主催する展覧会です。
プロ・アマ問わず、現代を生きる作家たちの渾身の作品が壁一面に並びます。
絵画だけでなく、書道、工芸、写真などジャンルも多彩です。
入場料が比較的安価(または無料)な場合も多く、ふらりと立ち寄って現代アートの熱気を感じることができます。
🍴 鑑賞後のお楽しみ!絶品ランチとミュージアムショップ
アートでお腹が空いたら、館内のレストランやカフェへ行きましょう!
トビカンは食のレベルが高いことでも有名です。
- 本格フレンチ「RESTAURANT MUSE」
大きな窓から公園の緑を眺めつつ、展覧会とコラボレーションした特別コース料理などを楽しめます。
優雅なランチタイムを過ごしたい方にオススメです。
※時期や運営状況によってテナントが変わる可能性があります。
- カジュアルに楽しむ「カフェ アート」
サンドイッチやパスタ、ケーキセットなどが楽しめるカジュアルなカフェです。
ここでのオススメは、展覧会をイメージした限定スイーツです。
見た目も可愛らしく、SNS映えすること間違いなしです。
- ミュージアムショップ
ロビー階にあるショップでは、展覧会グッズもトビカンオリジナルのアイテムも充実しています。
建築をモチーフにした手ぬぐいやスタイリッシュな文房具、アート関連の書籍など、センスの良いお土産が見つかります。
特に前川國男建築の象徴である赤レンガ色や丸窓をデザインしたグッズは人気があります。
✨ 誰もが楽しめるアート・コミュニティとして
東京都美術館は、「アート・コミュニティの形成」をミッションに掲げています。
その象徴的な活動が、「とびらプロジェクト」です。
美術館と市民(アート・コミュニUNICATOR=とびラー)が連携し、作品鑑賞プログラムや建築ツアーなどを行っています。
また、館内は完全バリアフリーで、ベビーカーの貸し出しや授乳室も完備されています。
「美術館は静かにしなきゃいけないから、子供連れには敷居が高い…」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、トビカンではキッズデーを設けたり、子供向けの鑑賞ガイドを配布したり、ファミリー層も歓迎する姿勢を強く打ち出しています。
まさに、誰にとっても開かれたアートへの入り口なのです。
🚃 アクセス情報
東京都美術館は、JR「上野駅」公園口から徒歩7分、東京メトロや京成線の駅から徒歩10分という立地にあります。
公園口改札を出て、東京文化会館と国立西洋美術館の間の道をまっすぐ進み、上野動物園の入り口手前を右に曲がると、赤レンガ色の建物が見えてきます。
散歩がてら歩くのにちょうど良い距離です。
おわりに
名画に感動するもよし、名建築に浸るもよし、カフェで緑を眺めてぼーっとするもよし。
東京都美術館は、アート愛好家だけでなく、すべての人に開かれた居心地の良い場所です。
今度の休日は上野の森の赤レンガの建物へ新しいインスピレーションを探しに出かけてみてはいかがですか?
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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