🩸 血液が繋ぐ命のバトン 🩸

皆さん、こんにちは!
今回は献血に関する雑学をご紹介します!
献血は、誰かの命を救うことができる身近な社会貢献の一つです。
現在の日本では、すべての輸血用血液が無償のボランティア献血によって支えられています。
しかし、その道のりは決して平坦ではなく、かつては「売血制度」が存在していた時代もありました。
本記事では、日本における献血の歴史と、今日に至るまでの変遷を振り返ります。
🩸 献血とは?
献血は、自発的に血液を提供することで、輸血や血液製剤を必要とする人々に役立てる活動です。
日本では日本赤十字社が中心となり、献血ルームや献血バスなどで日々多くの人が協力しています。
🌎 世界における献血の歴史
献血の起源は、17世紀にまでさかのぼります。
1667年、フランスの医師ジャン=バティスト・ドニが、人間に羊の血を輸血した記録が残されています。
しかし、当時は血液型や安全性に関する知識がなく、多くの試みは失敗に終わりました。
その後、1900年にオーストリアのカール・ラントシュタイナー博士が血液型(A・B・O型)を発見し、安全な輸血の基盤が築かれます。
この功績により、博士は1930年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
第一次世界大戦(1914〜1918年)では、戦場で負傷兵を救うため輸血技術が急速に進歩しました。
抗凝固剤の発見によって、血液の保存が可能となり、後の「血液バンク」の誕生に繋がります。
さらに1930年代から第二次世界大戦にかけて、世界各地で血液銀行が設立されたことで、献血活動が広がっていきました。
戦争は皮肉にも、輸血技術と献血制度の発展を大きく後押しすることとなったのです。
🎌 日本における献血の歴史
日本での輸血の歴史は、明治時代(19世紀後半)に始まりました。
医学の西洋化が進む中で輸血の研究が行われましたが、当時はまだ血液型に関する知識が乏しく、成功例は極わずかだったといわれています。
1920年代に入ると、血液型の判定法が普及し、安全に輸血を行えるようになります。
これによって、輸血は医療の現場で重要な役割を果たすようになっていきました。
戦後の1950年代、日本では「売血制度」が一般的でした。
金銭を受け取って血液を提供する人が多く存在しましたが、売血には衛生上の問題があり、輸血による感染症が社会問題となりました。
その後、1964年に売血制度は廃止され、代わって「献血制度」が導入されました。
この年は東京オリンピックの開催年でもあり、日本社会にとって大きな転換期でした。
これ以降、日本は完全なボランティア献血制度を採用する国となりました。
現在では、日本赤十字社が中心となって献血事業を運営しています。
400mL献血や成分献血が主流となり、献血ルームや献血バスで気軽に参加できるよう整備されています。
❓ 献血が必要とされる理由
血液は人工的に作ることができず、長期間保存することもできません。
赤血球は約21日、血小板はわずか4日程度しか保存できないため、常に新しい血液が必要です。
手術、事故による大量出血、ガン治療など、輸血を必要とする患者さんは全国に数多くいます。
あなたの献血が、見ず知らずの誰かの命を支える力になるのです。
🥼 献血の種類
献血には大きく分けて、以下の種類があります。
それぞれ用途が異なり、患者さんの症状に合わせて使い分けられています。
⭕ 献血のメリット
献血は、誰かのためだけでなく、自分のためにもなる点があります。
- 健康チェックになる(血液検査や血圧測定が受けられる)
- 社会貢献を実感できる
- 献血ルームではドリンクやお菓子などが用意され、リラックスした雰囲気で参加できる
✅ 日本での献血とその条件
日本では16歳から献血が可能ですが、ただ年齢に達していれば誰でもできるというわけではありません。
安全性を確保するために、体重や健康状態に関する制限があります。
- 全血献血(200mL・400mL)
🧪 200mL → 男性・女性ともに16歳から可能、体重45kg以上が必要です。
🧪 400mL → 男性は17歳から、女性は18歳から可能、体重は男女ともに50kg以上が必要です。
このように、献血は体格や性別により条件が異なっており、提供する側と受け取る側双方の安全を守る仕組みになっています。
🌐 世界献血者デー
6月14日は「世界献血者デー」として国際的に定められています。
この日は、オーストリアの病理学者カール・ラントシュタイナー博士の誕生日です。
ラントシュタイナー博士は1901年にABO式血液型を発見し、輸血医療を大きく前進させた人物です。
彼の功績によって、安全に輸血ができる道が開かれました。
この日には世界各国で啓発イベントやキャンペーンが行われ、献血の重要性を多くの人に呼びかけています。
🔎 献血された血液の行方
献血で得られた血液は、日本赤十字社の血液センターで厳格な検査・管理を受けます。
感染症の有無や血液型の確認を経て、各地域の医療機関に必要なタイミングで迅速に供給されます。
血液は人工的に作ることができず、保存期間も短いため、安定的に献血を続けてもらうことが大切です。
特に輸血が必要となるのは、
- 手術や事故による大量出血
- ガンや血液疾患の治療
- 出産時のトラブル
など、命に直結する場面です。
つまり、献血は見知らぬ誰かの命を守る社会的な支え合いになっているのです。
おわりに
献血は、たった15分の時間と少しの勇気でできる、最も身近な命のリレーです。
誰かのために差し出したその一歩が、必ず社会全体を支える力となります。
次に街で献血バスを見かけたら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!